ダイエット中であるとか、アレルギーなどの疾患があり特別な食事を与えている場合は、それを持参します。
メーカーが決まっている場合も持参しましょう。
飼い主の親心になるかもしれませんが、犬のストレスを軽減させるために普段使っているタオルやひとり遊び用のおもちゃを持参するのもいいでしょう。
ペットホテルでなくても、友人・知人宅に預ける場合もルールは一緒です。
犬の健康状態などを考慮し、ハウスをごと持参。
エサも持って行くようにしましょう。
散歩やトイレについても、預けるときに触れておくと相手は助かるはずです。
とにかく、いくら預け先が親しくても、節度をもって対応することが大切です。
高橋ナツコ
■8種混合ワクチン(5種混合ワクチンに下記を足したもの)
★犬レプトスピラ感染症
(※人畜共通感染症)
・コペンハーゲニー
急性の腎炎と肝炎を起こし、高い熱が出て体温が低下、急死することも。
・カニコーラ
発熱・元気・食欲がなくなる。
嘔吐や血便が見られ、死亡することもある。
・ヘブドマディス
腎炎と肝炎を併発したり、死亡率も高い。
※以上が8種混合ワクチン
■9種混合ワクチン(8種混合ワクチンに下記を足したもの)
★犬コロナウイルス感染症
パルポに非常に似た伝染病で、主に嘔吐、下痢、脱水を起こす。
※以上が9種混合ワクチン
高橋ナツコ
病院によっては飼い主に体調を聞くだけで打つところもあるようですが、接種の前に、体重や体温の測定、心音チェックなどの基本的な身体検査をしてから接種する病院が望ましいでしょう。
特に、糞便検査をして寄生虫の有無を調べることが大切。
寄生虫がいると、ワクチンが寄生虫にとられてしまい、十分に効果が発揮されないことがあるからです。
また、ワクチンを接種してから免疫効果が発揮されるまでには、約1?2週間。
その間は犬の集まる公園やドッグランにはなるべく行かないようにし、ワクチンを接種していない犬と接触するリスクを負わないようにしましょう。
特に最初の接種となる幼犬は、他の犬との接触は禁物です。
高橋ナツコ
犬が自然とその動作をしたときにすかさず指示語を出し、手で合図を出すこと。
たとえば犬の名前を呼んで、こちらに走り寄ってくるときすかさず「おいで」と声をかけ、手招きの動作も加えるとわかりやすいはず。
前に来たら「いい子だね」とほめ、体を軽くたたいて合図しましょう。
ごほうびをあげてもOKです。
勝ち気で攻撃的な性格を持った犬に体罰を与えると、かえって逆効果になることは多いもの。
たたかれたことでカーッとなり、飼い主に対して反感を持ってしまうおそれがあります。
特に気の強いテリア系やアメリカンコッカースパニエル、ミニチュアピンシャーなどのかみやすい犬はその傾向が強いよう。
犬が歯向かうと、人間も感情的になって余欝に強く叱ってしまいますし、お互いにエスカレートすると最悪です。
トレーナーなどの専門家に相談して、関係を改善することをおすすめします。
高橋ナツコ
親犬や成犬が子犬をしつけるとき、子犬がキャインと鳴くほど強く歯をあてて叱るのを目にします。
犬にとっては、叱ることも叱られることも、また時にはかむという体罰を与えられることも、自然なことだと思わせる行為です。
でもその体罰は軽く、一瞬のもの。
痛みを与えるというよりは、びっくりさせる程度で、子犬が悪いことをやめたらもう終わり。
次の瞬間にはもうなめて、かわいがってやっています。
やむをえず体罰を与えるなら、このタイミングと加減、やめたあとにはすぐにほめてあげる、というメリハリが大切です。
「ダメ!」という言葉とともに軽く口をたたく、足でパッとつつく、軽く頭をコツンとやるなど、あくまでも「合図」としての体罰と心得てください。
ちょっと叱られたくらいではわからない場合などに、最後の手段として使いたいものです。
犬が言うことを聞かないからと、何度も強く叩いたり、追いつめるような体罰は絶対にやめましょう。
高橋ナツコ
室内犬の場合、戸外で飼う場合と違い、ハウスを作らないことが多いようです。
小さくても庭があるとよいのですが、マンションなどの場合、そうもいきません。
寝るときも犬といっしょにというこ
室内犬の場合、浅い容器に毛布や座ぶとんを敷いてやればよい。
室内用の小型ハウスも市販されている。
とになれば、ますますハウスの必要性がないように思えます。
しかし、各人それぞれ寝室や子供部屋があるように、犬も落ち着ける場所は必要です。
お客さんが来た場合とか、台所で食事のしたくをしている場合など、犬におとなしくしていてほしいときは、ハウスがあると便利です。
室内犬の場合、ハウスといっても、座ぶとんや、小さい毛布などを敷いた程度でいいでしょう。
べつに、戸外で飼うような犬小屋的ハウスは必要ありません。
まず、食事の場所と同じところが最適でしょう。
高橋ナツコ
犬の聴覚は、人間のそれよりすぐれています。
耳の立っている犬種と、寝ている犬種とでは多少の相違があるでしょうが、だいたい同じ高さの音であれば、人間の四倍も遠い所にいても聞き取れるということです。
さらにかすかな音に対しては、人間の16倍もすぐれた聴力を備えているそうです。
人間に聞き取れる音波は、せいぜい20キロサイクルまでですが、犬には120キロサイクル以上の超音波が聞こえることが、学者の実験で明らかにされています。
この鋭敏な聴覚は、眠っているときでも働いているので、犬に限って寝首をかかれることはありません。
人間が番をしてもらって、安心なことがよくわかります。
視力は劣っていて、100メートル離れると、主人か誰かわからなくなります。
動いているものには敏感に反応しますが、何百メートルも離れてしまうとそれも無理。
色彩感覚も、きわめて鈍いことが実験されています。
ただし、方向感覚は正確です。
時間を感じる能力もあります。
高橋ナツコ
狂犬病の予防注射は、以上の登録申請をするとき保健所に連れて行き、料金を払ってしてもらうか、または、かかりつけの獣医師にしてもらうかして予防注射証を受け、これを保健所に提出して、予防注射施行済みの鑑札をもらいます。
この鑑札は、先の畜犬鑑札と同じように、犬の首輪につけておきます。
以上の登録の有効期間は、毎年3月31日までですから、毎年4月1日から4月30日までに更新手続きをしなければなりません。
市町村長が公示する4月1日から30日までの間ですと、公示の日時にその場所へ行けば、登録と注射の手続きとが同時に済ますことができます。
なお、予防注射は年に一回は必ず受けさせなければなりません。
高橋ナツコ
実は、「歩行」という単純な行動からトラブルを発見することができます。
歩行に問題がある場合は、関節に炎症が起きていることがあります。
肥満の犬は体重の重みで関節に問題が起きていることが多いので、足を引きずって歩くことが多いでしょう。
また、肉球の間の炎症やツメの間にノミやダニが付着し、その居心地の悪さから変な歩き方をすることがあります。
どちらも獣医師の指示が必要なトラブルです。
大型犬は健康上の問題がみられなくてもよだれを垂らしますが、小型犬はよだれの量も健康状態を測る判断材料となります。
小型犬でよだれを多く流すときは、内臓系などの不調や歯周炎が考えられます。
高橋ナツコ