の最近のブログ記事

ペットを預ける場合

ダイエット中であるとか、アレルギーなどの疾患があり特別な食事を与えている場合は、それを持参します。

メーカーが決まっている場合も持参しましょう。

飼い主の親心になるかもしれませんが、犬のストレスを軽減させるために普段使っているタオルやひとり遊び用のおもちゃを持参するのもいいでしょう。

ペットホテルでなくても、友人・知人宅に預ける場合もルールは一緒です。

犬の健康状態などを考慮し、ハウスをごと持参。

エサも持って行くようにしましょう。

散歩やトイレについても、預けるときに触れておくと相手は助かるはずです。

とにかく、いくら預け先が親しくても、節度をもって対応することが大切です。


高橋ナツコ

犬の気持ち

◆案外無意識に行動して犬に怒られたりした経験のある方もいるでしょう。

犬は怖いと感じた次にとる行動として咬みつくということがあります。

飼い主の不注意からこのような行動を誘発する場合がありますので気をつけましょう。

◆犬にとってトレーニングすることは決して苦痛ではありません。

飼い主に教えられることは正しく、安心して生活できると感じさせなければいけません。

それには、日常生活において愛犬に声をかけてあげることが大切なことです。

深い愛情を注がれて育った犬は、必ずよい犬に育つはずですから、飼い主が途中で投げ出したり、諦めたりしないように心掛けてください。

厳しさも愛情の一つですから、可愛いがる本当の意味をよく考えて、命あるかぎり家族の一員としてお互いに良い意味で距離をおいて楽しく過ごしてほしいものです。

高橋ナツコ
犬が手元に戻って来たら怒らないことです。

感情的に怒ることは絶対にしてはならないことです。

犬は飼い主の元に戻った時に怒られると、人の側に行くと怒られるのだと感じてしまい、不信感を持つようになりますから気をつけましょう。

しかし、悪いことをした時はきちんと叱らなければいけません。

では、どう叱るかというと、首輪を抜いた場合を想定して、その状況をわざと作ります。

二本のリードを付け、そのうち一本は長めの物を付け、もう一本は短いリードを付けていきます。

短いリードを主にして持ち、犬に分かるようにリードを外して逃げる条件を作ってみます。

犬が逃げ出したところを、タイミングよくもう一本のリードを思い切り引き戻します。

高橋ナツコ

フィラリアに感染したら

◆すでに感染してしまっている犬には、ショックを抑える薬を飲ませながら、できるだけ成虫を殺さずに、新しく感染するのを防いでいきます。

また最近は1回注射すれば6か月は予防できる新薬も登場しています。

注射なら薬のあげ忘れや犬が錠剤を吐き出すことなどを防げますが、副作用による死亡例が報告されているのも事実。

まだ様子見といったところで、従来どおりの経口薬を選ぶ人が多いようです。

いずれにしても、獣医さんの管理のもとに検査を行い、その個体に見合った薬を処方してもらってください。

◆犬は言葉が話せないため、たとえば「胸がキリキリする」とか、「最近疲れやすくて...」なんてことは訴えてくれません。

どこかちょっと具合が悪くても、人間から見てあまり変わりなければ見逃してしまいます。

特に内臓疾患などは進行が目に見えないため、初期のころは病気がわからないことがほとんど。

高橋ナツコ

犬のワクチン その2

■8種混合ワクチン(5種混合ワクチンに下記を足したもの)

★犬レプトスピラ感染症
(※人畜共通感染症)
・コペンハーゲニー
急性の腎炎と肝炎を起こし、高い熱が出て体温が低下、急死することも。

・カニコーラ
発熱・元気・食欲がなくなる。

嘔吐や血便が見られ、死亡することもある。

・ヘブドマディス
腎炎と肝炎を併発したり、死亡率も高い。

※以上が8種混合ワクチン


■9種混合ワクチン(8種混合ワクチンに下記を足したもの)

★犬コロナウイルス感染症
パルポに非常に似た伝染病で、主に嘔吐、下痢、脱水を起こす。

※以上が9種混合ワクチン

高橋ナツコ

仕事が不規則・犬の服従心

◆仕事が不規則
仕事が不規則で毎日家に帰れない、疲れてしまって朝起きられず、散歩に行くゆとりがない...などでどうしても世話ができなかったら、週に何回かペットシッターを頼むというのはどうでしょう。

無理をしてつらい思いをするより、それを仕事にしている人の手を借りるほうが賢明です。

もしそれももったいない、ということであれば、犬を飼い続けること自体が無理。

早々に里親に出したほうが、あなたのためでもあり、犬のためにも幸せです。

◆犬の服従心
犬は自我を抑制できるようになれば、おのずと服従心もついてきます。

飼い主のほうも、服従させてやろうという強制的な気持ちでは、本当の犬とのいい関係は築けません。

犬を信頼してこそ犬からも信頼され、打てば響くような心のつながりができてきます。

高橋ナツコ

ワクチン接種


病院によっては飼い主に体調を聞くだけで打つところもあるようですが、接種の前に、体重や体温の測定、心音チェックなどの基本的な身体検査をしてから接種する病院が望ましいでしょう。

特に、糞便検査をして寄生虫の有無を調べることが大切。

寄生虫がいると、ワクチンが寄生虫にとられてしまい、十分に効果が発揮されないことがあるからです。

また、ワクチンを接種してから免疫効果が発揮されるまでには、約1?2週間。

その間は犬の集まる公園やドッグランにはなるべく行かないようにし、ワクチンを接種していない犬と接触するリスクを負わないようにしましょう。

特に最初の接種となる幼犬は、他の犬との接触は禁物です。

高橋ナツコ

それぞれに合ったしつけとは

犬が自然とその動作をしたときにすかさず指示語を出し、手で合図を出すこと。

たとえば犬の名前を呼んで、こちらに走り寄ってくるときすかさず「おいで」と声をかけ、手招きの動作も加えるとわかりやすいはず。

前に来たら「いい子だね」とほめ、体を軽くたたいて合図しましょう。

ごほうびをあげてもOKです。

勝ち気で攻撃的な性格を持った犬に体罰を与えると、かえって逆効果になることは多いもの。

たたかれたことでカーッとなり、飼い主に対して反感を持ってしまうおそれがあります。

特に気の強いテリア系やアメリカンコッカースパニエル、ミニチュアピンシャーなどのかみやすい犬はその傾向が強いよう。

犬が歯向かうと、人間も感情的になって余欝に強く叱ってしまいますし、お互いにエスカレートすると最悪です。

トレーナーなどの専門家に相談して、関係を改善することをおすすめします。

高橋ナツコ

犬が犬をしつける

親犬や成犬が子犬をしつけるとき、子犬がキャインと鳴くほど強く歯をあてて叱るのを目にします。

犬にとっては、叱ることも叱られることも、また時にはかむという体罰を与えられることも、自然なことだと思わせる行為です。

でもその体罰は軽く、一瞬のもの。

痛みを与えるというよりは、びっくりさせる程度で、子犬が悪いことをやめたらもう終わり。

次の瞬間にはもうなめて、かわいがってやっています。

やむをえず体罰を与えるなら、このタイミングと加減、やめたあとにはすぐにほめてあげる、というメリハリが大切です。

「ダメ!」という言葉とともに軽く口をたたく、足でパッとつつく、軽く頭をコツンとやるなど、あくまでも「合図」としての体罰と心得てください。

ちょっと叱られたくらいではわからない場合などに、最後の手段として使いたいものです。

犬が言うことを聞かないからと、何度も強く叩いたり、追いつめるような体罰は絶対にやめましょう。


高橋ナツコ

いる場所をつくる その1

室内犬の場合、戸外で飼う場合と違い、ハウスを作らないことが多いようです。

小さくても庭があるとよいのですが、マンションなどの場合、そうもいきません。

寝るときも犬といっしょにというこ
室内犬の場合、浅い容器に毛布や座ぶとんを敷いてやればよい。

室内用の小型ハウスも市販されている。

とになれば、ますますハウスの必要性がないように思えます。

しかし、各人それぞれ寝室や子供部屋があるように、犬も落ち着ける場所は必要です。

お客さんが来た場合とか、台所で食事のしたくをしている場合など、犬におとなしくしていてほしいときは、ハウスがあると便利です。

室内犬の場合、ハウスといっても、座ぶとんや、小さい毛布などを敷いた程度でいいでしょう。

べつに、戸外で飼うような犬小屋的ハウスは必要ありません。

まず、食事の場所と同じところが最適でしょう。

高橋ナツコ

優れた犬の聴覚

犬の聴覚は、人間のそれよりすぐれています。

耳の立っている犬種と、寝ている犬種とでは多少の相違があるでしょうが、だいたい同じ高さの音であれば、人間の四倍も遠い所にいても聞き取れるということです。

さらにかすかな音に対しては、人間の16倍もすぐれた聴力を備えているそうです。

人間に聞き取れる音波は、せいぜい20キロサイクルまでですが、犬には120キロサイクル以上の超音波が聞こえることが、学者の実験で明らかにされています。

この鋭敏な聴覚は、眠っているときでも働いているので、犬に限って寝首をかかれることはありません。

人間が番をしてもらって、安心なことがよくわかります。

視力は劣っていて、100メートル離れると、主人か誰かわからなくなります。

動いているものには敏感に反応しますが、何百メートルも離れてしまうとそれも無理。

色彩感覚も、きわめて鈍いことが実験されています。

ただし、方向感覚は正確です。

時間を感じる能力もあります。

高橋ナツコ
犬が長時間閉じ込められても、きゅうくつに感じないくらいの大きさが必要なのです。

なお、この方法の場合は、輸送中に飲食を与えられないため、搭乗前後に少しドッグフードや水を与えてもらうよう、係の人に依頼するとよいでしょう。

荷物扱いにする場合は、さらに出発前に税関輸出手続きが必要で、これが終わってようやく出発できます。

カナダに到着したら、カナダ政府の法律に従って入国手続きを行い、これによって犬はカナダに入れます。

さて、犬の輸送は規定の手続きが終われば簡単ですが、車に乗せたこともない犬が、はたしておとなしくケージに入っているかどうか心配です。

長時間ケージに閉じ込められることに耐えられるでしょうか。

あるいは、長時間飼い主から離れているのに耐えられるでしょうか。

高橋ナツコ
犬のほうから飛びついてこようとしたときには、すかさずしゃがんで愛撫し、間に合わず飛びっかれてしまったならば、犬の前足を下ろしてから愛撫を与えるようにすると、犬は必ず座ってからでないと主人は愛撫をしてくれないのだと悟ります。

これらを、子犬のうちから習慣化していけばいいのですが、実際は、犬に接する家族全員がそのような態度をとらねばならないので、なかなかやっかいなごどです。

あるいは犬舎をお持ちの方は、その床を高くして、犬が前足を金網に置いて立ち上がらなくとも、外の人間の目と犬の目の高さが合うように工夫したり、また犬が立ち上がったときに、ちょうど目の高さになる部分を板で囲うと、犬は立ち上がっても何も見えないので、飛び上がる習慣が少なくなります。

以上の方法と同時に、犬の思慕心を傷つけない程度に、消極的な強制を与えれば、このしつけは完全です。

高橋ナツコ

犬の本能

犬は野生時代から、待ち伏せして獲物をねらう猫とは異なり、自ら出て行き追いかけて捕る獣でした。

したがって、走行力のあることは猫の比ではありません。

100メートルぐらいの競争なら猫の方が速いでしょうが、それ以上走ったら、猫はたちまちアゴを出し、追い越されてしまいます。

猟犬なら、一日に山の中を100キロも、歩いたり走ったりしても平気です。

ただし、高跳びは猫にかないません。

犬は猫よりも体が重く、また筋肉が硬いためです。

これも種類によって相違はありますが、だいたい自分の体高の3倍ぐらい跳ぶのが限度でしょう。

高跳びは苦手でも、幅跳びの成績はよく、シェパード犬は助走してくると10メートルぐらい跳びます。

高橋ナツコ

犬と仲よく生活するには

犬は家畜として、長い年月を人間と生活をともにしてきている動物です。

しかし、その特性そのものは、野生時代の習性をそのまま、もち続けているのです。

自分または自分たちの領域に入ってくるものを、鋭い5感をもってきびしく警戒し、敵を見ると敢然と立ち向かう闘志などは、その最たるものです。

要するに、犬はこの人間には遠く及ばない5感、つまり視・聴・嗅・味・触の感覚があるからこそ、家畜の中では最も厚い信用を受け、人間社会に古くからとけ込んでいるわけです。

この特性に目をつけたロシアの生物学者、パブロフ博7が、犬を実験動物に使って、条件反射の研究に役立てたことは有名です。

このように、犬は人間社会の科学方面にもずいぶん寄与しているのです。

1957年には、ソ連のスプートニク第2号に乗せられた2頭のライカ犬は、地球を一7回も回って、いろいろ貴重なデータをもち帰りました。

以来、人間にかわいがちれるのみならず、尊敬されているワンくんです。

犬をよく理解し、犬と仲よく生活するためにも、犬のいろいろな能力や習性を知っておくことは大切なことです。

高橋ナツコ
病名がわかって治療法を決めるまでには、血液検査、尿検査などの結果や、さまざまな情報が必要です。

情報が多いほど的確な診断と治療ができるものです。

中でもたいせつなのは、獣医師が犬の体全体をさわってチェックすることなのですが、そんなとき、他人が犬を連れて行っても、診察台に犬をのせられないケースがあります。

、その犬が本来はとてもおだやかでよい性格であっても、しつけが十分でないと獣医師ですらふれられないこともあります。

こうなると診察もラフになり、せっかく病院へ連れて行っても、その目的が半減することすらあります。

こうしたことを防ぐためには、やはり飼い主が責任を持って病院へ連れて行くべきでしょう。

なお、犬の病気やけがは、軽い切り傷程度なら自然に治りますが、それ以外は獣医師の治療を受けない限り、よくなることはないと心得てください。

高橋ナツコ

耳や爪の手入れ

ふだんから耳の中はときどき見て、中の毛を抜いて清潔にし、いつも乾燥させておきましょう。

耳ダニの寄生を予防したり、病気予防に欠かせない手入れです。

コンクリートの上などをよく歩き回っている犬は、地面につかない親指の爪以外は、爪を切る必要がありません。

歩くうちに、伸びた爪が自然にすり減るからです。

そうではない、たとえば小型犬のように1日の大半を室内で過ごす犬の場合は、爪がすり減ることが少ないので、月に1回程度、犬専用の爪切りで、伸びた部分を切ってやります。

爪を伸ばしたままにしておくと、じゅうたんなどにひっかかって生爪をはがしたり、ひどいときは骨折したりと、思わぬ事故につながります。

また、抱いたりしたときに爪で引っかかれたようになるなど、犬の伸びた爪を放置すると、犬にも家族にも危険です。

高橋ナツコ

忘れてならない狂犬病

狂犬病の病原体は、強力なウイルスで、人への感染は、主にこの病気にかかっている犬(ときには猫)にかまれた傷、または唾液に触れた個所などからうつります。

発病すると、たちまち中枢神経をおかされ、いまだに確たる治療法のないままに、一週間以内に必ず死亡する恐ろしい疾患です。

水をほしがり、水を見ただけでも嚥下筋のけいれんを起こすことから、"恐水病"という別称もあります。

ほとんどの哺乳類にうつりますので、わが国には、大陸からこの病獣が持ち込まれてまん延し、大正十三年ごろには、この病犬が三千頭も野放しにされていました。

以後もなかなか撲滅できず、年々痛ましい犠牲者を出し、この悪疾のため、人と犬の親和まで害されていました。

つまり健康な犬までが、人々から警戒され、敵視されていたのです。

それが、昭和二十五年に狂犬病予防法(法律第二四七号)が施行されて以来、一に予防注射の徹底で病犬が減り、昭和三十五年以降、ついに所期の目的を果たし、わが国ではこの病犬を一頭も見ずに今日に至っています。

高橋ナツコ

日頃からよく観察する

日頃から健康な状態をよく観察して、何が異状であるかを知っておかなければなりません。

特に目の届かない屋外犬には、毎日の注意を怠ってはなりません。

毎朝、最初に犬と顔を合わせたとき、犬が喜びの表情でそばに寄ってくるのが元気な犬の姿です。

そのとき、何かだるそうだったり、呼んでもこなければ、どこか具合が悪いと考えてください。

そんな、ちょっとした気づかいが、大きな病気から犬を守ることになるのです。

そして少しでもおかしい症状が見られたら、素人治療をせずに、獣医師に相談することが大切です。

高橋ナツコ

目は面の飾り

"目は面の飾り"と言いますが、犬の場合も、目は健康美を左右します。

例えば、美しく容姿を整えたマルチーズでも、純白の被毛に涙やけがあるようでは形なしです。

犬の目の状態で、特に手をやくのは、涙が絶えず、目頭から鼻の方向に流れ出ており、付近の被毛を茶褐色に染める"涙やけ"です。

これは、目にごみやほこりが入ったり、煙や排気ガスの刺激を受けたりした後の放置からも起こりますので、毎日、ほう酸水で目の縁をふくなどの手入れが欠かせません。

目に入ったごみをとるには、成人用の吸い飲み器を使い、水道の水で眼球や結膜を洗い流します。

目薬やその他の薬品は、素人判断で使わないで、獣医師の指示に従います。

高橋ナツコ

絶えず伸びるツメ

屋外犬は、以上の運動によって、絶えず伸びるツメも適当に摩滅してしまうのでよいのですが、運動量の少ない室内犬は、処置をしてやらないと、伸び過ぎたツメが引っかかり、人間でいう生ヅメをはがしたり、転んだり、また引っかけた物を傷つけたりして不都合です。

室内犬は、歩けなくなるほどツメがのびることがあるので、ツメ切りは絶対必要です。

なお、伸び過ぎたツメが内側に丸くなって曲がり、足の裏にささって、満足に歩けなくなる場合もあります。

さて、ツメ切りは、犬にとってかなりいやなことらしいので、これも子犬のころからしつけ、習慣づけなければなりません。

いやがって、反抗的な態度を見せたりするときは、容赦なく「イケナイ!」と強くしかり、程度によっては体罰を加えます。

おとなしく応じたときは、「ヨシヨシ」となでてやります。

ツメ切りは、犬専用の物があります。

血管や神経の通っている所を切らないように十分注意して、先端を2、3ミリ切り、あとをやすりで丸くしておきます。

高橋ナツコ

犬を連れて旅行するとき

最近はペットといっしょに泊めてもらえる旅館、ホテルもふえてきていますが、建物内に犬は入れない場合も多いので、旅行に連れていくときには、仮のハウスであるケージ(かご)をはじめ、いつも与えている飼料などを携行する必要があります。

ペット同伴の旅行というと、乗物はたいがいマイカーですが、犬の定位置はこの車中で、宿泊もここでさせます。

したがって、なるべく静かな場所で、夏なら木陰などの涼しい所、冬なら日当たりのよい所を選んで駐車し、さらに車内の寒暖の調節・空気の流通なども考慮してやります。

なお、犬の排便をどこへでも放置しないように、散歩のときと同じく移植ゴテなども携行しましょう。

高橋ナツコ

家具やスリッパをかじる犬

ことに子犬は好奇心が強く、いたずら好きです。

目の前の物をかじったり、くわえ去ったりして遊びますが、"これもかわいいしぐさのうち..."などと、寛大に見てはいけません。

放っておくと、悪癖となって、さらにエスカレートします。

主人のめがねをケースごとかみ砕いたり、重要書類をやぶいてしまったりした例もありますので、厳しくしかり、しつけましょう。

テーブルの脚などをかじったときは、その傷ついた個所に犬の口を打ちつけながら、「イケナイ!」を三回ぐらい繰り返します。

スリッパなどをかじった場合は、そのはき物で口を打ちます。

ただし、禁止するばかりではしつけになりませんので、自由にかじってよい玩具を別に与えておきます。

犬が人に飛びつくのは、うれしさの余りの所作です。

したがって、主人あるいは家族が散歩に連れていこうと、引きひもを持って犬舎を訪れたときも、戸を開けると同時に飛びつきます。

高橋ナツコ

マテを完全にしつける

"マテ"のしつけは、先に"食事のしつけ"の項で述べた"おあずけ"から始めます。

家でこれができるようになったら、なるべく静かな広場などに連れ出し、次の"マテ"を教えます。

「マテ」の命令で、その場に腰を落として、待機の姿勢でいる犬に対し、引きひもの先を持ち、ゆっくり後退します。

次に犬の周りを回ってみます。

そこで犬が"マテ"の姿勢をくずしたら、始めからやり直します。

引きひもにつながれての"マテ"ができるようになったら、次にはひもごと離すか、外して、主人が遠く離れても、その場を動かず待っているしつけをします。

一つマスターしたら必ずほめてやり、次第に距離と時間とを延ばしていきます。

高橋ナツコ

登録と注射の手続き

狂犬病の予防注射は、以上の登録申請をするとき保健所に連れて行き、料金を払ってしてもらうか、または、かかりつけの獣医師にしてもらうかして予防注射証を受け、これを保健所に提出して、予防注射施行済みの鑑札をもらいます。

この鑑札は、先の畜犬鑑札と同じように、犬の首輪につけておきます。

以上の登録の有効期間は、毎年3月31日までですから、毎年4月1日から4月30日までに更新手続きをしなければなりません。

市町村長が公示する4月1日から30日までの間ですと、公示の日時にその場所へ行けば、登録と注射の手続きとが同時に済ますことができます。

なお、予防注射は年に一回は必ず受けさせなければなりません。

高橋ナツコ

肉球の間の炎症

実は、「歩行」という単純な行動からトラブルを発見することができます。

歩行に問題がある場合は、関節に炎症が起きていることがあります。

肥満の犬は体重の重みで関節に問題が起きていることが多いので、足を引きずって歩くことが多いでしょう。

また、肉球の間の炎症やツメの間にノミやダニが付着し、その居心地の悪さから変な歩き方をすることがあります。

どちらも獣医師の指示が必要なトラブルです。

大型犬は健康上の問題がみられなくてもよだれを垂らしますが、小型犬はよだれの量も健康状態を測る判断材料となります。

小型犬でよだれを多く流すときは、内臓系などの不調や歯周炎が考えられます。


高橋ナツコ

犬の体の異変

センターで起こったことですが、豚の足の骨が肛門に詰まって便秘になっていた例があります。

犬の体の異変に気付き、それに早めに対処すれば、それだけ犬への負担を減らすことができるのです。

嘔吐は内臓系の異常か、異物がのどにひっかかった場合に起こります。

嘔吐を繰り返す際も動物病院へ連れて行きましょう。

頭をプルプル振ったり、耳の後ろをしきりにかいたり、耳をのぞくと耳垢が多い場合は、外耳炎の可能性があります。

外耳炎は放っておくと耳の中まで炎症が進んで、中耳炎や内耳炎へと悪化することもありますから、以上のような仕草が見られたり、耳垢が多く出たりするときは動物病院で診察を受けましょう。

高橋ナツコ

1日の食事量

幼犬や老犬は、体に相応しい栄養のエサを1日数回に分けて与えますが、成犬は基本的に1日1回で十分です。

1日1回では少ないのでは?

という方もいますが、私のセンターの訓練犬(シエパード)は夜1回の食事でもなんら問題はありません。

もし朝晩2回の食事回数で定着している場合は、1日の食事量をトータルで考えて与えましょう。

例えば、1日5009のエサ量なら、朝2509、夜2509というようにします。

また、トレーニングでご褒美を多くあげてしまった場合も、ご褒美分を換算して一回の量を調整します。

例えば、ご褒美であげた量を509とすると、朝2509十ご褒美509十夜2009111日5009とするのです。

高橋ナツコ

犬同士の順位付け

犬同士の順位付けをもう一度きちんと行うために、私はアズキだけをベッドの上で寝かせるようにしているのです。

その姿を見れば、他の4頭は「なんだかんだいっても、アズキがボクたちの中で一番偉いんだ」と思い直し、アズキに従うようになるのです。

そして、アズキを一番手だと認識させたら、私はまたアズキをベッドの下で寝かせます。

こうすればアズキが飼い主をバカにすることもありません。

犬同士をケンカさせず、平和に暮らすようにするには、順位付けがきちんと守られている状況が一番です。

下位の者が常に上位を狙うような、ピリピリとした環境のまま放置しておくと、犬は強いストレスにさらされてしまい、やがて問題行動につながってしまうのです。

高橋ナツコ

寝かせる場所の高さ

順位付けは、食事の順番と、寝かせる場所の高さに気をつければ、スムーズに行うことができます。

犬の社会では、上位の犬が食事を済ませてから下位の犬が食事をしていくというルールがあります。

だから、複数の犬に同時にエサをやることは、犬の順位を無視することになるのです。

エサの与え方は、上位の犬が食べ終わってから下位の犬にという順番で行うことが大切です。

また、寝る位置にも差をつけるようにしましょう。

上位の者ほど高い位置にいる犬社会のルールを利用し、上位の犬だけベッドの上で寝かせ、下位の犬はベッドの下で寝かすようにするのです。

こうすれば、不思議なことに各犬の順位付けがさらにはっきりしていきます。

高橋ナツコ

このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうちカテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリはです。

次のカテゴリは高橋ナツコです。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.12