2017年7月アーカイブ

今の状態だと、飼い主が来て犬の名前を呼ぶと、また前の状態に戻ってしまうからです。

犬にしてみれば、「あ、ボクの仲間が来た!」といったところなのでしょう。

そこで、犬を落ち着かせるためにも、私は最初の処置として、「ベンチに座って知らん顔して新聞でも読んでいてください」と飼い主に指導しました。

こちらで犬がハァハァと興奮していても、飼い主はいっさい無視するのです。

すると、10分?15分後に犬は落ち着きを見せ始めました。

しかし、飼い主が立ち上がると、また興奮。

それでも無視を続けると再び落ち着くのです。

飼い主が動く→犬が興奮→無視という動作を繰り返し行いました。

訓練の間、リードは訓練担当者が持っています。

高橋ナツコ

犬の気持ち

◆案外無意識に行動して犬に怒られたりした経験のある方もいるでしょう。

犬は怖いと感じた次にとる行動として咬みつくということがあります。

飼い主の不注意からこのような行動を誘発する場合がありますので気をつけましょう。

◆犬にとってトレーニングすることは決して苦痛ではありません。

飼い主に教えられることは正しく、安心して生活できると感じさせなければいけません。

それには、日常生活において愛犬に声をかけてあげることが大切なことです。

深い愛情を注がれて育った犬は、必ずよい犬に育つはずですから、飼い主が途中で投げ出したり、諦めたりしないように心掛けてください。

厳しさも愛情の一つですから、可愛いがる本当の意味をよく考えて、命あるかぎり家族の一員としてお互いに良い意味で距離をおいて楽しく過ごしてほしいものです。

高橋ナツコ

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