◆すでに感染してしまっている犬には、ショックを抑える薬を飲ませながら、できるだけ成虫を殺さずに、新しく感染するのを防いでいきます。
また最近は1回注射すれば6か月は予防できる新薬も登場しています。
注射なら薬のあげ忘れや犬が錠剤を吐き出すことなどを防げますが、副作用による死亡例が報告されているのも事実。
まだ様子見といったところで、従来どおりの経口薬を選ぶ人が多いようです。
いずれにしても、獣医さんの管理のもとに検査を行い、その個体に見合った薬を処方してもらってください。
◆犬は言葉が話せないため、たとえば「胸がキリキリする」とか、「最近疲れやすくて...」なんてことは訴えてくれません。
どこかちょっと具合が悪くても、人間から見てあまり変わりなければ見逃してしまいます。
特に内臓疾患などは進行が目に見えないため、初期のころは病気がわからないことがほとんど。
高橋ナツコ