犬の聴覚は、人間のそれよりすぐれています。
耳の立っている犬種と、寝ている犬種とでは多少の相違があるでしょうが、だいたい同じ高さの音であれば、人間の四倍も遠い所にいても聞き取れるということです。
さらにかすかな音に対しては、人間の16倍もすぐれた聴力を備えているそうです。
人間に聞き取れる音波は、せいぜい20キロサイクルまでですが、犬には120キロサイクル以上の超音波が聞こえることが、学者の実験で明らかにされています。
この鋭敏な聴覚は、眠っているときでも働いているので、犬に限って寝首をかかれることはありません。
人間が番をしてもらって、安心なことがよくわかります。
視力は劣っていて、100メートル離れると、主人か誰かわからなくなります。
動いているものには敏感に反応しますが、何百メートルも離れてしまうとそれも無理。
色彩感覚も、きわめて鈍いことが実験されています。
ただし、方向感覚は正確です。
時間を感じる能力もあります。
高橋ナツコ
耳の立っている犬種と、寝ている犬種とでは多少の相違があるでしょうが、だいたい同じ高さの音であれば、人間の四倍も遠い所にいても聞き取れるということです。
さらにかすかな音に対しては、人間の16倍もすぐれた聴力を備えているそうです。
人間に聞き取れる音波は、せいぜい20キロサイクルまでですが、犬には120キロサイクル以上の超音波が聞こえることが、学者の実験で明らかにされています。
この鋭敏な聴覚は、眠っているときでも働いているので、犬に限って寝首をかかれることはありません。
人間が番をしてもらって、安心なことがよくわかります。
視力は劣っていて、100メートル離れると、主人か誰かわからなくなります。
動いているものには敏感に反応しますが、何百メートルも離れてしまうとそれも無理。
色彩感覚も、きわめて鈍いことが実験されています。
ただし、方向感覚は正確です。
時間を感じる能力もあります。
高橋ナツコ