2014年5月アーカイブ

その場へ連れて行っても、すぐにはしないかもしれません。

ときには、しないのではないかと思うほど、犬は平気な顔をします。

こんなとき、あなたは短気にならないことです。

出そうとしていたのですから、根気よく、すませるまで、そこで待つことです。

この根気がなくては、トイレのしつけは完成しません。

このように、トイレのしつけは、愛犬の恥1、晦2をしようとするチャンスを見つけ、タイミングよく教えることがコツです。

チャンスを見つけるには、普段の犬の観察が大事です。

観察ができないようでは、犬を飼う資格がないといっても過言ではありません。

教えるときは「あわてず、騒がず」です。

高橋ナツコ
ひもを持つとき右手はこのように
犬は、逆方向からチョークされることによって首にとても強いショックを受けますから、あわてて飼い主の左わきにきます。

そのときは、歩きながら「よし、よし。

ついて」とほめてやるようにします。

チョークするということは、しかることです。

しかられて、「ついて」と言われたことに従ったことによって大いにほめられるので、「ついて」がどんなことか、はっきり理解できるのです。

ですから、チョークを弱くしてはいけません。

チョークするのは犬の首にショックを与えるためですから、弱いチョークでは、犬は首に何も感じないことになります。

高橋ナツコ
散歩に連れ出すときは、その前に排便をすませるようにすると途中でしませんから、他人に迷惑をかけることもありません。

このように、室外犬でもトイレのしつけは大変大事なことです。

室外犬のトイレのしつけについては、あとの項で詳しく述べます。

鋤タイミングをとらえるのがコツ
しつけをするには、根気と普段からの絶え間ない努力が必要です。

トイレのしつけはとくにそうで、完成するまでは絶対に負けない根気がなければなりません。

そして、どんな様子をしたとき排便するのかを、注意深く観察することによって知らなければなりません。

部屋の中で、小走りに床をかぐようにしているときは小便(恥1といいましょう)、その場で前肢を軸にして回るようなときは大便・・・というように、犬によってその様子は違いますが、必ずなんらかの体の動きがあるものです。

高橋ナツコ
犬は、人に飼われ、一緒に生活していくうえで、いろいろなことを人から教えこまれます。

それによって、犬はきらいだという人にも、ある程度好感をもたれます。

しつけのなかでも、トイレのしつけはとくに重要です。

これは、どんな犬に対してもいえることです。

山野を駆け回る狩猟犬以外は、どこでも勝手に排便することは許されない環境にあるからです。

部屋飼いの犬は、家の中ですますことができませんから、排便のときは戸外に出るか、決めた所でするようにしつけられるのが普通です。

これに対し、室外犬はとくにトイレのしつけをしなくてもよいと考えられていますが、室外犬であっても勝手に排便をしないように教えなければなりません。

高橋ナツコ
それに犬もかわいそうですから、そうならないように気をつけなければなりません。

もし、食べ物を欲しがるようになったなら、次のようにして矯正します。

とくにむずかしいことはないのです。

欲しがって落ち着きがなくなったら強くしかり、ほしがってワンワンほえても、絶対に食べ物を与えないことです。

これを続ければ、欲しがっても食べ物はもらえないということが犬にわかり、欲しがらなくなります。

つまり、ほえられても絶対に与えないという、あなたの強い意志にかかっているのです。

高橋ナツコ
犬の食事時以外は、食べ物を絶対に与えないようにします。

とくに、飼い主が食べたり、飲んだりしているとき、わきにいる犬に食べ物をやらないようにしなければなりません。

飼い主が食べているとき犬にも食べさせたりするから、飼い主が食べ始めると犬は自分も食べら
れると考え、もらえないとワンワンほえて請求するのです。

飼い主に対してばかりでなく、他家の子供が道で食べているのも横取りするようなことになってしまいます。

人の食べている物を欲しがるようになるのは、飼い主がそうさせてしまったので、そうなってから矯正することは容易ではありません。

高橋ナツコ
ただ打ってテーブルから足をおろしたなら、長く小言をいわないことです。

むしろ、何事もなかったように、カラッとしていることです。

つまり、だらだらしかるより、一度で効果のあるしかり方をし、そのあとしかったことにとらわれないようなしかり方が、最もよい方法です。

このしつけも短期間では矯正できません。

根気よく、確実に覚えるまで注意することです。

高橋ナツコ

絶対してはいけないことを犬がした場合は、強くしかります。

犬が、しかられたことで小さくな
ってもかまいません。

においをかぐことをまったくしないようになれば、食卓に足をかけることなどありませんが、もし足をかけるようなときは、足のにぎり(指のところ)の部分を「いけない」と強く打ちます。

打つのは「かわいそうだ」という人もいますが、小言を言い続けたり、弱く打って犬は打たれたと感じない(痛さを感じない)ような叱り方をたびたび繰り返すより、一度で足を引っこめるような強いしかり方のほうが、犬をいじけさせず、効果のある教え方といえます。

高橋ナツコ
一日や二日で矯正できるものではありませんから、争いがなくなるまで、日数をかけて教えなければなりません。

教える側にも、努力と根気が要求されます。

が、犬は、どうしたら主人にしかられないですむか一生懸命なのです。

そのことを考えたら、とてもいい加減な教え方などできないはずです。

これは、しつけや訓練を行ううえで、すべてにいえることです。

そして、根本となるのが真の愛情であることはいうまでもありません。

子犬に食事を与えるとき、子犬からほかの犬たちが見える場合は、飼い主は子犬がフラフラしないように見ていなければなりません。

飼い主の十分な監視が必要です。

高橋ナツコ

同一食器で多数に食べさせると、どの犬がどれだけ食べたかわからないので、健康管理上の問題が出てきますが、最初のうちは競ってたくさん食べようとしても、慣れてくるとそのようなこともなくなって、適量を食べるようになります。

ですから、この方法は、しつけのうえからはむしろ望ましいといえます。

しかし、どの方法にするかは、飼い主がそれぞれ決めるのがよいでしょう。

何頭かを一緒に食べさせるとき、しつけはとくに大事です。

もし、強い犬が弱い犬をいじめるようなとき、いじめる強いほうの犬をしかって、争ってはいけないことを教えます。

しかるときは、弱いしかり方でなく、強いしかり方をして一度で争いをやめさせるようにするのがポイントです。

高橋ナツコ
日本では、散歩時のリードの着用は飼い主の義務。

河原や公園などの公共の場所は、犬とその飼い主だけのものではありません。

リードなしの犬を見るだけで恐怖感を覚える人や、小さい子供、お年寄りもいます。

走ってきた犬をよけようとして転んだ、などのトラブルも多いもの。

また、車道に飛び出してしまうなど、ノーリードは事故のもとです。

必ず着用するようにしてください。

とはいえ、広い場所を喜んで全力疾走する犬の、生き生きとした表情は、見るだけでうれしくなりますね。

たまにはリードをはずし、自由に駆けまわる機会はぜひ確保してあげたいもの。

最近は犬を遊ばせる専用の施設(ドッグラン)があちこちにできてきましたので、犬を放すことが認められている場所で遊ばせるようにしましょう。

自由な運動は全身の筋肉をしなやかに鍛え、野生の本能として持っているあらゆる感覚を刺激し、脳を活性化させるのにも役立ちます。

そこに同じ犬友達がいれば、こんな楽しいことはありませんね。

ドッグランの中には平均台などの運動施設を併設しているところもあるので、利用するのもいいのでは?飼い主に励まされて障害をクリアしていくのは、絆を深めるいい機会になりますよ。

高橋ナツコ