■猫の毛色で性格が分かる?
毛色を決める遺伝子はオス、メスを決める性染色体上にあるので、性別によって表われやすい色の偏りが起こります。
たとえば、赤虎の大半はメスですし、三毛のオスは染色体異常によってしか生まれず、多くは繁殖力がありません。
また、毛色と性格について、一般に赤毛の猫はボヤッとしているものが多く、三色や白は神経質、黒は理知的ともいわれますが、はっきりした論証はありません。
■多いのはA型
わがままで気まぐれな猫の性格からして、血液型はB型が多いのでは、と思われるかもしれませんが、実はA型が圧倒的なのです。
最近行われた日本の調査ではA型9割、B型・AB型で1割弱となっていますし、別の調査でもA型は70%以上を占めています。
考えると、暇さえあれば身つくろいをしているきれい好きと、環境変化を嫌う神経質な所はA型にぴったりかもしれません。
高橋ナツコ
■猫は、普段は舌を出さない
猫は、犬と違い普段は舌を出しませんが、時に舌を出したままにしていることがあります。
別にアカンベーをしているわけではなく、単にしまい忘れただけのようです。
■家出防止は愛情で
何かに驚いて逃げ出す以外にも、猫は家出することがよくあります。
家出の原因の多くは、新入りの猫や他の動物が来た、部屋の模様替えや引っ越しがあった、などの環境変化です。
いずれも猫にとってはつらいことですが、それをカバーするのが飼い主の愛情です。
こんなときは普段以上に注意してあげましょう。
このほか発情期になると家に寄りつかなくなりがちです。
どう考えても原因不明の家出は、やはり猫にしか分かりません。
高橋ナツコ
元日をはじめ、いわゆる国民の祝日に町を歩いていると、あちこちに国旗を掲げている家を見かけますが、たまたま、向かい同士で、おたがいに掲げている国旗が、一方は門の向かって左側、一方は右側に掲げているのを見て、はて、どちらの掲げ方が正しかったのだろうと迷わされることがあります。
一本の旗を門に立てるときは、門の外から見て左に立てるのが正式です。
また、二本の国旗を交叉させて掲げる場合は、門の外から見て、右側の旗竿を手前にするのが正しく、外国の国旗と交叉させる場合は、外国旗の旗竿を門の外から見て右手前にします。
また、ときおり、夜になっても、国旗を出している家を見かけますが、これも正しくありません。
国旗を掲げる時間は原則として、日の出から日没までというのが正しい作法です。
高橋ナツコ
ペットシッターは、犬の世話を一手に引き受けてくれる便利なサービスですが、不在時に家に入って作業するため信用できるシッターを探すのが大切です。
もちろん、ペットシッター自身、世話をする部屋以外、世話のために必要な道具や行動以外は規制して作業に当たりますが、より安全で安心な外出をするためにも、信用できるペットシッターを見つけるに越したことはありません。
初めて利用するなら、動物病院に相談したり、ペット仲間の情報を集めたりして地域の様子を調べてみるといいでしょう。
きっと、地域で信用されているペットシッターがいるはずです。
高橋ナツコ
ダイエット中であるとか、アレルギーなどの疾患があり特別な食事を与えている場合は、それを持参します。
メーカーが決まっている場合も持参しましょう。
飼い主の親心になるかもしれませんが、犬のストレスを軽減させるために普段使っているタオルやひとり遊び用のおもちゃを持参するのもいいでしょう。
ペットホテルでなくても、友人・知人宅に預ける場合もルールは一緒です。
犬の健康状態などを考慮し、ハウスをごと持参。
エサも持って行くようにしましょう。
散歩やトイレについても、預けるときに触れておくと相手は助かるはずです。
とにかく、いくら預け先が親しくても、節度をもって対応することが大切です。
高橋ナツコ
猫のための遊び道具として、バネの先にボールがついているものなどが市販されており、それなりに工夫されています。
しかし、遊びの天才の猫は特別な遊び道具がなくても平気です。
身近な遊び道具一の代表格はネコジャラシでしょう。
既製品があり、これを振ってやると猫は我慢できません。
ハタキも、目の前でヒラヒラさせられると、いくつになっても思わず手が出てしまいます。
糸でつるしたピンポン玉、ひも、毛糸玉、丸めた紙など一も猫にとっては十分すぎる遊び道具です。
紙袋や空き箱も大好きで、床に置いてあれば一人で入って遊び、しまいには満足して中で寝てしまいます。
高橋ナツコ
白猫カップルの子猫に黒猫が混じっていても「どこで浮気したんだ」などと疑ってはいけません。
昔習った遺伝学を思い出してください。
猫の色を決める遺伝子には優性と劣性があります。
たとえば、黒とブルーでは、黒が優性でブルーは劣性ですから、両方の遺伝子をもっている猫は必ず黒になりますが、このような黒猫カップルの子猫には4分のーの確率でブルーの子猫が産まれてきます。
このほか毛の長さ、毛の質なども遺伝によって様々に変化します。
だから、どんな子猫が産まれるかを確実に知るには、3代前からの交配記録がすべて記されている血統書が必要になります。
血統書はキャットクラブなどで発行されています。
高橋ナツコ
猫は逃げ出してもあまり遠くには行きません。
おびえている時は名前を呼んでも出てきません。
そろそろ猫が落ち着いたかな、という頃、呼んでやりましょう。
逃げた猫が見つかっても追いかけたりしないでください。
また逃げられてしまいます。
キャリングバッグの前にエサを置き向こうからやってくるのを待ちましょう。
家に帰ったらケガをしていないかチェックします。
どうしても見つからないときは、保健所に連絡してみるといいでしょう。
事故などで収容されていることもあります。
他人の家で面倒を見てもらっている場合もあるので、近所に張り紙をしてみるのもいいでしょう。
動物専門の探偵社もありますので相談してみるのも手です。
高橋ナツコ
猫はネズミやヘビ、スズメなどを捕まえると、わざわざ飼い主の所までもってきます。
とんだお土産で、思わず叱りたくなりますが、そこはちょっと我慢。
運んで来るのは、獲物を安心して食べられる所に移す本能だとの説のほか、飼い主を無能なハンターと見ているので、子猫に対するのと同じく獲物の捕り方を教えようともって来るのだ、との説があります。
避妊したメス猫に特にこの行動が目立つので一理ある意見かもしれません。
いずれにしろ本能に基づく行動で、猫にすれば獲物を捕えて得意満面のときに叱られても、なぜ叱られたか理解できず、隠れて捕るようになるだけです。
部屋の隅で死骸が腐っていた、というようなことにならないようにお礼をいって受け取ってすぐ処分するようにした方がいい一でしょう。
高橋ナツコ
■8種混合ワクチン(5種混合ワクチンに下記を足したもの)
★犬レプトスピラ感染症
(※人畜共通感染症)
・コペンハーゲニー
急性の腎炎と肝炎を起こし、高い熱が出て体温が低下、急死することも。
・カニコーラ
発熱・元気・食欲がなくなる。
嘔吐や血便が見られ、死亡することもある。
・ヘブドマディス
腎炎と肝炎を併発したり、死亡率も高い。
※以上が8種混合ワクチン
■9種混合ワクチン(8種混合ワクチンに下記を足したもの)
★犬コロナウイルス感染症
パルポに非常に似た伝染病で、主に嘔吐、下痢、脱水を起こす。
※以上が9種混合ワクチン
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■5種混合ワクチン
★犬ジステンパー
発熱、結膜炎、鼻水、激しい咳、血便を伴う下痢
皮膚病変として、紅斑、水疱、膿疱の形成等。
末期では、ウイルスが神経系に達し、痙攣や麻痺等神経症状を示、致死率が90%と非常に高い。
★犬伝染性肝炎
高熱、腹痛、嘔吐、下痢、元気・食欲がなくなる。
時には、目が白く濁ることも。
生後1年未満の子犬が感染すると、突然死する場合もある。
★犬アデノウイルス2型感染症
(犬伝染性喉頭気管炎)
発熱、食欲不振、くしゃみ、鼻水、短く乾いたせき、のどや扁桃の腫れ、さらに肺炎を起こすことも。
他のウイルスや細菌との混合、二次感染により症状が重くなり、死亡率が高い。
★犬パラインフルエンザ
水様性の鼻水やせき、軽度の発熱、扁桃の腫れ。
伝染性がとても強く、犬アデノウイルス2型など他のウイルスや細菌との混合、二次感染が起こりやすく、症状も重くなる。
★犬パルボウイルス感染症
元気・食欲がなくなり、発熱と激しい嘔吐、血液の混じった激しい下痢。
さらに重症になると脱水が進み、衰弱も激しくなり、短い経過で死亡することも。
死亡率は非常に高い。
※以上が5種混合ワクチン
高橋ナツコ
病院によっては飼い主に体調を聞くだけで打つところもあるようですが、接種の前に、体重や体温の測定、心音チェックなどの基本的な身体検査をしてから接種する病院が望ましいでしょう。
特に、糞便検査をして寄生虫の有無を調べることが大切。
寄生虫がいると、ワクチンが寄生虫にとられてしまい、十分に効果が発揮されないことがあるからです。
また、ワクチンを接種してから免疫効果が発揮されるまでには、約1?2週間。
その間は犬の集まる公園やドッグランにはなるべく行かないようにし、ワクチンを接種していない犬と接触するリスクを負わないようにしましょう。
特に最初の接種となる幼犬は、他の犬との接触は禁物です。
高橋ナツコ
怒られて押入れに入れられたり、外に出されたり...といった経験は、私たち人間にも、幼いころの記憶としてなきにしもあらず。
そんなとき、泣きじゃくりながらも怒られたことを反省したりするものです。
そんな過去の記憶から、同じようなしつけを犬にする人も少なくないよう。
でも、犬はその場その場の"今"に生きる動物。
叱られて、すぐにその行動をやめたのに、ほめてもらえるどころかハウスに入れられ、突き放されて...。
なぜそんな目にあうのか犬にはわかりません。
くどくどと叱られる場合も同様です。
意外に多いのが、「何やっているの?どうしてこんなことするの?こんなに言っているのにまだわからないの?だいたいあなたは...」と延々とどなり続ける叱り方ですが、これもまったくメリットなし。
犬は叱られ続けているうちに、何で怒られているのかを忘れてしまいます。
その場でピシッと、が基本です。
高橋ナツコ
犬が自然とその動作をしたときにすかさず指示語を出し、手で合図を出すこと。
たとえば犬の名前を呼んで、こちらに走り寄ってくるときすかさず「おいで」と声をかけ、手招きの動作も加えるとわかりやすいはず。
前に来たら「いい子だね」とほめ、体を軽くたたいて合図しましょう。
ごほうびをあげてもOKです。
勝ち気で攻撃的な性格を持った犬に体罰を与えると、かえって逆効果になることは多いもの。
たたかれたことでカーッとなり、飼い主に対して反感を持ってしまうおそれがあります。
特に気の強いテリア系やアメリカンコッカースパニエル、ミニチュアピンシャーなどのかみやすい犬はその傾向が強いよう。
犬が歯向かうと、人間も感情的になって余欝に強く叱ってしまいますし、お互いにエスカレートすると最悪です。
トレーナーなどの専門家に相談して、関係を改善することをおすすめします。
高橋ナツコ
いつも強いロ調で指示を出していると、犬はだんだんそれに慣れてしまい、何かを命令されているのか、ただワーワー言われているだけなのか、わからなくなってしまいます。
試しに一度、小さい声でそっと言ってみてください。
犬は「何だろう?」と首をかしげ、いつも以上にあなたの言葉に集中するでしょう。
指示語をはっきり明確に言うことは大切ですが、いつも強い命令口調である必要はありません。
軍隊ではあるまいし、いつも怒っているような態度だったら、犬を萎縮させてしまうだけ。
「何だかわからないけど、怒られているみたい...」というその雰囲気だけで犬は混乱し、指示に集中できなくなります。
また、その指示と怒られることが結びつき、いやな印象をインプットしてしまうでしょう。
そんな調子では、喜んで指示に従えるわけがありません。
高橋ナツコ
親犬や成犬が子犬をしつけるとき、子犬がキャインと鳴くほど強く歯をあてて叱るのを目にします。
犬にとっては、叱ることも叱られることも、また時にはかむという体罰を与えられることも、自然なことだと思わせる行為です。
でもその体罰は軽く、一瞬のもの。
痛みを与えるというよりは、びっくりさせる程度で、子犬が悪いことをやめたらもう終わり。
次の瞬間にはもうなめて、かわいがってやっています。
やむをえず体罰を与えるなら、このタイミングと加減、やめたあとにはすぐにほめてあげる、というメリハリが大切です。
「ダメ!」という言葉とともに軽く口をたたく、足でパッとつつく、軽く頭をコツンとやるなど、あくまでも「合図」としての体罰と心得てください。
ちょっと叱られたくらいではわからない場合などに、最後の手段として使いたいものです。
犬が言うことを聞かないからと、何度も強く叩いたり、追いつめるような体罰は絶対にやめましょう。
高橋ナツコ
食事を運ぶときに、犬の名前と同時に「ハウス」という言葉をつけ加えます。
犬に、ここがハウスだと教えるわけです。
それを覚えたら、食事でないときに「ハウス」といって犬を呼びます。
犬はそこへ飛んで来るでしょう。
そこで、「フセ」をさせて静かにさせます。
最初は、ずっと見ていて、動いたら「ハウス」といってしかります。
そしてまた、食事のときに「ハウス」といい、そのあと、食事でないときに「ハウス」といって静かにさせます。
静かにしない場合は、何度も静かにしていることだと覚えさせます。
もし、お客さんが来ている間、その場所で静かにしていたら、ほめてあげることも忘れないようにしましょう。
また、静かにさせておくときには、おもちゃを与えておくと効果的です。
高橋ナツコ
室内犬の場合、戸外で飼う場合と違い、ハウスを作らないことが多いようです。
小さくても庭があるとよいのですが、マンションなどの場合、そうもいきません。
寝るときも犬といっしょにというこ
室内犬の場合、浅い容器に毛布や座ぶとんを敷いてやればよい。
室内用の小型ハウスも市販されている。
とになれば、ますますハウスの必要性がないように思えます。
しかし、各人それぞれ寝室や子供部屋があるように、犬も落ち着ける場所は必要です。
お客さんが来た場合とか、台所で食事のしたくをしている場合など、犬におとなしくしていてほしいときは、ハウスがあると便利です。
室内犬の場合、ハウスといっても、座ぶとんや、小さい毛布などを敷いた程度でいいでしょう。
べつに、戸外で飼うような犬小屋的ハウスは必要ありません。
まず、食事の場所と同じところが最適でしょう。
高橋ナツコ
犬は、子供のない夫婦、または独り暮らしのお年寄りたちの慰みに飼われる場合もありますが、一般には子供が親にせがんで、家族に迎え入れる例が多いようです。
多くは、「ぼくが〈わたしが〉いっさい面倒をみますから、ぜひ飼わせて...」
「きっとね...」という約束で、子犬を買うなり、もらうなりしてくるのですが、この約束は間もなく、子供の方から破られてしまいます。
最初から親をだますつもりはなかったでしょうが、たいていの子供は、朝夕の散歩に連れて行くことすら、満足にできなくなってしまうのです。
子供には、犬を飼いたいというごく単純な欲求と、一日として欠かせない生き物の面倒とのギャップがわからないので、無理もありませんが...。
ではその後、飼い犬の面倒は誰がみるかというと、一般には、家にいる時間の最も多い主婦の肩にかかってきます。
AGFの資料によっても、犬の世話は、主婦72%となっています。
主婦は、それでなくても日常の家事で大忙しです。
犬を飼うにはまず主婦の、もう一人家族が増えるつもりの覚悟が必要です。
同時に家族全員が犬の世話まで主婦にさせない自覚をもたなければなりません。
高橋ナツコ
犬の聴覚は、人間のそれよりすぐれています。
耳の立っている犬種と、寝ている犬種とでは多少の相違があるでしょうが、だいたい同じ高さの音であれば、人間の四倍も遠い所にいても聞き取れるということです。
さらにかすかな音に対しては、人間の16倍もすぐれた聴力を備えているそうです。
人間に聞き取れる音波は、せいぜい20キロサイクルまでですが、犬には120キロサイクル以上の超音波が聞こえることが、学者の実験で明らかにされています。
この鋭敏な聴覚は、眠っているときでも働いているので、犬に限って寝首をかかれることはありません。
人間が番をしてもらって、安心なことがよくわかります。
視力は劣っていて、100メートル離れると、主人か誰かわからなくなります。
動いているものには敏感に反応しますが、何百メートルも離れてしまうとそれも無理。
色彩感覚も、きわめて鈍いことが実験されています。
ただし、方向感覚は正確です。
時間を感じる能力もあります。
高橋ナツコ