決断を下す(高橋ナツコ)

安楽死の決断を下す場合、決断するのは飼い主ですが、症状を判断できるのは獣医師であり、具体的な処置をするのも獣医師です。

なかには安楽死に否定的な獣医師もいます。

安楽死についてどうするか、ホームドクターと話し合っておくことも必要でしょう。

家庭の事情などで飼えなくなった場合も同じです。

新しい飼い主を見つけるのがベストですが、不可能な場合は、飼い主の責任において安楽死を選ぶことも迫られます。

放棄するのはもってのほかとして、役所などに引き取ってもらっても、多くは里親が見つからず、結局は処分されてしまうのが現実です。

つらい苦しみですが、それを受け止めるのが飼い主としての責任です。

高橋ナツコ