2014年1月アーカイブ

子犬の性格をチェックする その4

しかしながら、テストは犬に害がありませんから、あなたの犬選びには価値のある情報となるでしょう。

子犬と遊びながらのテストは楽しいものです。

子犬ばかりか成犬の選択ではテストだけではなくて、経験と知識豊かな専門家の意見を聞くことも大切なことです。

良心的なブリーダーやペットショップのオーナー、動物管理事務所の担当者などは情報を持ち合わせていますから、あなたが家に連れて帰れる子犬をアドバイスしてくれるはずです。

このテストは、あくまでも子犬選びの目安として活用してください。

高橋ナツコ
子犬の性格をチェックする その3

●視覚的な刺激に対する反応をみる
子犬の正面3メートルくらい離れたところで、タオルを振ってやります。

突然の視覚刺激にオーバーに反応する犬では、初心者の飼い主が訓練するのはたいへん難しいです。

また、ムダ吠えする犬にもなりやすいのです。

●興味のあるものに対して座る(集中力をみる)
食器、おもちゃなどの興味のあるものを前にしたら子犬がお座りをするかどうかをみます。

ボール、食べ物、キューキュー鳴るおもちゃなどを用意して、それを犬の頭上から後方へゆっくりと動かしてやります。

これを見た子犬は自然に体が下がってお座りする体勢になります。

これができれば、より訓練しやすい子犬ということになります。

もちろん、このテストだけですべてを決定するというわけではありません。

大学入試やIQテストだけでその人間を判定できないというのと同じことです。

人を丸ごとみなければ、その人のいい面も悪い面も見えないのと同じように、子犬にもそれがいえるのです。

高橋ナツコ
子犬の性格をチェックする その2

●抱き上げ抱き締めテスト(人に対する親愛度をみる)
子犬を抱き上げ、あなたの顔に近づけてやさしく抱き締めます。

そのとき、子犬はいやがらずにどのような行動をするかをみます。

子犬が何か起こるぞと警戒していないときに、3メートルくらい離れた犬の後方で、1冊の本を落とします。

子犬はその音でどんな反応を示すかで、犬の将来をチェックすることができます。

子犬が音に対してオーバーな反応をし、それがストレスになり、しかも激しく混乱を示すようなら、訓練がしにくい犬であるばかりか、ムダ吠えをする犬にもなりやすいのです(聴力の異常があるようならそれもチェックしておくこと)。

高橋ナツコ
子犬の性格をチェックする その1

●持ち帰り本能テスト
小さな柔らかいボールか、ソックスを丸めたものを手にします。

子犬がボールに注目したら3メートルほど投げてやります。

子犬が投げたものを本能的に持ち帰ってくれば、その子犬は訓練にもっとも適しているといえます。

つまり、リーダーに喜んで協力する性質があることを示しています.(このとき子犬が投げたものをくわえて持ち帰ってきたなら十分にほめてあげてかまいません)。

アメリカでは盲導犬を選択するときの訓練性能チェックとして長年このテストが使われています。

高橋ナツコ
毎日2回「オイデ」と「スワレ」の訓練をしていれば、この練習は十分になります。

リビングルームのカーペットなど滑らないところで、「スワレ、マテ」と命令してやります。

あなたは犬を残して台所にいきぎすが、食事の用意をしている間も犬の様子を見ていて、もし途中で犬が「スワレ」を止めたら、ただちに犬のところに帰って、「スワレ、マテ」をさせてやります。

食事の用意ができたら犬を呼んで食事を与えます。

これは「オイデ」の最高の反応強化となるばかりか、「スワレ、マテ」がしっかり身についたかどうかのテストにもなります。

家事を利用して「フセ、マテ」

毎日の生活シーンの中でさまざまな訓練ができるものです。

食事のあと片づけをしているとき、ベッドメーキングをしているとき、掃除機をかけているときなど、家事をしている間はおとなしく「フセ、マテ」をさせておきます。

これは長時間の「フセ」の強化訓練に役立ちます。

高橋ナツコ
犬はその場でフセをしていなければならないのです。

練習中は犬が前に出ないように、その場につないでおくか、犬がにじり寄らないように台の上に乗せてフセさせておきます。

犬がフセをしている間にほめたり、犬の鼻先におやつを置いて食べさせたりします。

もうーつの方法は、犬と一緒に歩いているときに明るい声で、「フセ」といってフセさせます。

これは「フセ」の訓練の仕上げに大いに役立ちます。

高橋ナツコ
さらに犬を十分にコントロールできるように、いろいろな状況でのフセの訓練をしましょう。

距離をおいて犬が動いているときに「フセ」ができれば、「オイデ」に次いでよい訓練が身についたことになります。

離れていて「フセ」をさせたいときは、まず犬をわきでフセさせるのではなく、自分の正面でフセをさせることからはじめます。

そして次第に犬との距離を長くしていきます。

しかし、1歩でも犬に前に進むことを許してはなりません。

高橋ナツコ
重要ポイント時頻繁に楽しくお座りさせることで、犬だけが先に進んでしまわないようにコントロールできるのです。

これが「自発的訓練」の素晴らしいところ。

力つくで無理に座ることを教えられた犬では、頻繁に座ることがうまくいかないので、楽しくヒールで歩くことができません。

訓練中は壁やフェンスにそって歩く訓練をすると、犬が飼い主にぴったりついて歩く習慣が早くマスターできます。

また、訓練に出かけるときには必ず排便の始末ができるように、トイレグッズを持参することです。

高橋ナツコ
犬は人の足にできるだけ近く、でもふれてはいけません。

そして犬の位置は、大抵は人の左側です。

最初はわずか数秒間からスタートします。

ツイテの練習はまず、犬をツイテの位置(人のピザにぴったりつくようにして)でお座りをさせておきます。

犬の名前を呼んで「ツイテ」と命令し、1歩か2歩前進して、同じポジションで座らせます。

そして上手にできたらほめてやります。

高橋ナツコ
犬を連れて自動車の通りの激しい街中を歩くときには、さらに犬をコントールしなければなりません。

犬がリードに慣れたならば、「ツイテ」(ヒール)という訓練をはじめるようにしましょう。

「ツイテ」のポジションは、犬が単にリードを引っ張らないで歩くだけではなく、人と歩くとき犬に正確な位置を教えることです。


ツイテの位置

あなたがズボンをはいているなら、犬の鼻はズボンの縫い目の後ろにきてはなりませんし、犬の肩は縫い目から5センチ以上前に出てはなりません。

高橋ナツコ

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