聴導犬の仕事とは「来訪者の訪問」、「ピィーピィーというケトルの音でお湯がわいたこと」、「煙報知機のアラーム」、「赤ちゃんの泣き声」などを聴覚障害者に知らせることです。
このアイデアは成功しました。
この事実を知ったアメリカの団体が「聴導犬」の試験的訓練を始め、その成果が欧州に伝えられたのです。
さて、三つのサポート・ドッグたちの歴史を紹介してきましたが、このほかにもメディカル・アラート・ドッグといって、てんかんの発作や心臓の発作を予知したり、知らせる犬もいます。
こうした犬たちの素晴らしい能力を生かす活動は、人が犬を信じるという前提がなくては始まらなかったはずです。
高橋ナツコ