周囲から私は二度と働けない身体で、このままだと植物人間のようになってしまうとまで言われていたのです。
」
エルトンに出会えたのは偶然でした。
盲導犬協会では、ガイド犬に不向きな個体をコンパニオン・アニマルとして一般に売っています。
ロビンスさんは、孤独を癒すために犬を求めて応募しました。
しかし、ロビンスさんの障害を知った盲導犬協会は介護犬をすすめたのです。
そして、介護犬協会で一九番目に訓練されたエルトンが彼女の家にやってくることになりました。
エルトンは、日常的な仕事をなんでもよろこんでします。
彼女にほめられることがうれしくてしかたありません。
高橋ナツコ