犬は、飼い主にそのように言われて初めて座ることから解放されるので、解放のための「よし」
も、一つの課目として教えなければなりません。
それには、 「よし」と言ってひもを引いて立たせ、飼い主も一諸になって外を走ったりします。
しばらくの間遊んだら、再び「座れ」と命じて
座らせるのですが、遊んだすぐあとなので、一声で座らない場合もあります。
そのときは、 「いけない」としかって犬の腰をポンと打ち、 「座れ」と言います。
座ったらほめてやり、それから少し間をおいて「よし」と言って解放します。
高橋ナツコ