2014年6月アーカイブ

犬は、首に強いショックを受けるので引くことをやめ、ゆっくり歩くようになりますが、まだ引くようなら、さらに強いチョークをして引かせないようにします。

ひもを引かないで飼い主と並んで歩き出したら、例の「よし、よし。

ついて」と言ってほめてやります。

ほめられると、また引くようになるかもしれませんが、そのときは「いけない」と言ってチョークするのです。

それで引かなければ、「ついて。よオーし」とほめます。

「ついて」と言われたら、犬はひもを引かないで左わきに飼い主と同じ速度で歩くようになればよいのですが、チョークして「ついて」と言ってもグングン引くようならば、チョークしないで、飼い主はUターンをします。

高橋ナツコ

それは、必要に応じて首にショックを与えるのに有効な首輪だからです。

用意ができたら歩き出します。

このとき、犬が飼い主から遅れるようなら、激励してやりましょう。

犬は、主人から励まされるので、早く歩くようになります。

遅れなくなったら、左手で犬を愛撫しながらほめてやります。

「よし、よし。ついて」と言うのです。

つまり、「主人の左側に並んで歩くことはほめられることだ。

それは、"ついて"というのだ」
ということを犬に理解させるわけです。

もし、犬が前に出てグングンひもを引こうとするときは、首にショックを与えるようにひもを引き(チョークといいます)、「ついて」と言います。

高橋ナツコ
はじめは高さを低くし、飼い主が容易にまたげるようにしてから、障害物の前に犬にひもをつけて立ちます。

犬には、障害物を指し示しながら「跳べ」 「跳べ」と言って障害物を意識させるようにします。

犬が障害物を意識したと感じられたなら、 「跳べ」と言うと同時に走って、一緒に障害物を跳び越えます。

上手にできたら、「跳べ。よし、よし」「跳べ」と言いながら、ゆかいに走り回ったりしてほめてやります。

しかし、障害物の右や左にそれて行こうとし、とびこえようとしないときは、前に出さないで、「いけない」としからなければなりません。

障害物に向かって「跳べ」と言っても、犬が跳び越えないで障害物の前へ出ようとしたなら、絶対前に命令をきかないときは強くしかり,守ったときは大いにほめることが大切です。

高橋ナツコ
人や車があまり通っていない朝の早いうちに外に連れ出し,犬が安心するようになってから少しずつ歩く。

<無理に歩かせようとしないで犬を座らせ,車が通ることはなんでもないことを理解させる。

外の環境に慣れさせるにはマストです。

ところで、飼い主と外を歩くとき、犬がグルグル回ったりしたのでは歩くこともできません。

まず、飼い主の前に立たないようにすることが大切です。

歩くときは、いつも飼い主の左側に犬がいるようにします。

それには、左側に犬をおき、左手にひもを持ちます。

そして、犬の首を引いた状態にならないくらいで短いところを持ち、余ったひもは右手にするのですが、ひもの端の輪の部分はしっかり手に通して持つことです。

高橋ナツコ

車が通ると、犬は初めて見ることになるので驚き、尻ごみしますが、飼い主はひもを上手にコントロールし、静かに声をかけてやります。

そして、このときも無理に歩かせようとしないで、座って犬に、車が通ることはなんでもないのだということを理解させるようにして慣らします。

外に出るのをいやがるからといって戸外に連れ出さないのは、最もよくないことです。

ひもを引いて前に出たがるときは?
ひもにも慣れ、外の環境にも動じないようになったなら、どんどん戸外に連れ出してやらなければなりません。

家の中とか庭だけにいる犬の性格は、ゆがんだものになります。

車を初めて見る犬は車が通ると驚いて尻ごみするが,飼い主はひもを上手にコントロールして声をかけてやる。

高橋ナツコ
犬が首輪に慣れ、ひもをつけても恐れなくなったら、いよいよ戸外に連れ出します。

が、子犬のうちは戸外にまったく出さないで、生後三?四か月になったとき急に連れ出すと、犬はびっくりして歩こうとしません。

とても恐れた様子をします。

飼い主はそんな犬を見て、「なんだ、少しも恐ろしいことはないのに、この犬は憶病なのだろうか」と思うようですが、犬にしてみれば、まったく知らない環境に急に出たのですから、驚くのも無理はないのです。

そこで、犬を初めて外に連れ出すときは、人や車があまり通っていない朝の早いうちがよいでし
よう。

そして、無理に慣れさせようとするのでなく、犬が安心するようになってから、少しずつ歩くようにします。

高橋ナツコ
ただ通りすぎる人をほえるようなとき、飼い主は強くしかって、ときには打ってでもほえることをやめさせなければなりません。

再びほえるときは、さらに強くしかり、やめさせます。

何度でも、通るだけの人にほえるときは、しかって教えなければなりません。

ときにはしかり、ときにはほえてはいけないということを教えないのでは、いつまでたっても人にほえてはいけないということを教えることはできません。

何かを教えるときは徹底した教え方をしなければなりません。

きまぐれな教え方をしたのでは、犬は何をいわれているか理解できないからです。

根気よく努力する教え方が、いちばんよい方法です。

もし、犬がその場を逃げ出そうとしても、飼い主はしっかり犬をおさえこんで、しかり終えなければいけません。

しかっている途中で、犬がいやがって逃げるのを見逃してやると、犬は、しかられることから逃げ出すすべを覚えてしまうからです。

犬が他人にほえても知らんふりする人には犬を飼う資格がなありません。

高橋ナツコ

犬を飼う資格・・・高橋ナツコ

犬が人をかんで大ケガをさせたり、ときには死に至らしめたりすることがあります。

そんなときの新聞を見ると、事故を起こした犬として、その犬の写真が大きく載っています。

これは、まことにおかしなことではないでしょうか。

その犬の飼い主の写真を大きく載せて、この人は犬を飼う資格もない社会人である、ということを社会に知らせるのが本当だと思います。

人を死に至らしめたのは犬ではなく、その犬を飼っている飼い主だといえるのではないでしょうか。

法律的にどうなっているかは知りませんが・・・。

話が横道にそれました。

さて、犬が他人にほえるのを飼い主がなんとも思わなくとも、ほえられた人にとっては、理由もないのに迷惑な話です。

高橋ナツコ
「犬はほえるもの」として、散歩途中の犬が通っている人とすれ違うときほえついても、犬を連れた人は知らない顔で行ってしまうことがあります。

このような人は、犬を飼う資格のない人だといわれても仕方のないことです。

というのは、何事もなく通っている他人にほえかかる犬をその飼い主がしかってやめさせようともしないのは、飼い主がほえさせていると言っても言い過ぎではないからです。

よく、犬のすることだからと、なんでもそのままにする人がいますが、犬のすることに飼い主が全責任をもたなければならないのは、あたりまえのことです。

高橋ナツコ
どんな場所が排便によいかは、犬の立場からと飼い主の側からでは少し違うので、これが問題です。

犬の側から見たとき、排便しやすいところといえば、少し草など生えている地面や、立木、柱のある場所です。

このような所へ連れ出すと、犬は容易に恥1や恥2をすませます。

しかし、そういつも犬にとって理想の場所に連れ出すことはできません。

とくに、都会地で飼われる犬には、そんな場所はまったくないといってよいでしよう。

飼い主の側からいうと、排便によい場所は自分の庭、それも決められた一定の場所です。

庭のない人やマンション住まいの人の場合は、風呂場も利用できる一つですので利用するとよいでしょう。

ベランダを使っている人もいます。

高橋ナツコ

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