コンパニオン・アニマルが幸せな一生を過ごせるように、まず考えなくてはならないのが、彼らへの責任を果たせるかどうかという点です。
これまで犬や猫を中心に書いてきました。
ローレンツが書いているように、犬と猫は自分から人間の家を選んだ家畜です。
彼らの中には、人間社会への適応力を感じます。
しかし、犬や猫に劣らず、コンパニオン・アニマルとして、紀元前や古代ローマ時代から愛されてきた動物たちもいます。
一軒家に住む人口が集合住宅に移り、家族構成も大家族から、核家族に変わりました。
生活環境の変化にともなって、散歩の必要な犬や、部屋中を動きまわる猫より、ケージの中で飼育できるウサギや、モルモットなどの小動物のほうが飼うのに適した家庭もあると思います。
高橋ナツコ