五分間から一〇分間、二〇分間とだんだん時間をのばし、二〇分くらいは飼い主の姿がなくても待つようにさせます。
このとき、犬が手元に来ても、そのときは強くしかって元のところへ連れて行って再び待たせます。
この練習は時間がかかりますが、根気よく練習することです。
障害物を跳び越える
障害物を跳び越えることは、山野を駆け回っている犬にはなんでもなく容易なことですが、都会育ちの犬にとっては、とても苦手なことです。
田舎の犬の場合、倒れた木をまたいだり、小さな川を跳び越えたりすることは日常茶飯事ですから、自然のうちに、障害となるものを跳び越えるということを覚えるわけです。
これに対して、都会の犬にはそんなことはありません。
高橋ナツコ