練習を繰り返して、二〇メートルくらい離れたところで飼い主が腰をおろしても、三分くらい静かに待っていることができるようになったら、また、その場で立ったり座ったりしても五分間は確実に待つことができるようになったら、次に飼い主の姿が見えなくても「待ってなさい」
ができるようにします。
伏せた犬からは飼い主の姿が見えないが、飼い主からは犬の様子がよく観察できるという場所にかくれます。
かくれるときは、犬から飼い主の姿が見えなくなるところで、再び「待ってなさい」
と言ってから姿をかくします。
はじめは、ときどき「待ってなさい」と声を出して、三分間も待たせたら犬のところへもどって「待ってなさい。
よオーし、よオーし」とほめます。
高橋ナツコ