飼い主は食器を持ち、それを犬の頭の上に持っていきながら、 「座れ」 「座れ」と言います。
犬は食べ物が欲しいので、食器を見上げているうち自然に座ります。
座ったら、すぐ食器を置いて食べさせます。
食事のとき「座れ」と言って座るようになったら、それまではすぐ食器を置いて食べさせていましたが、 「座れ」 「よし、よし」とほめて、少しの間座ったままの姿勢にさせておき、それから食事を与えるようにします。
もし、食事を与える前に立ち上がってしまったときは、もう一度「座れ」と言って座らせなければなりません。
途中で立ち上がったのに食事を与えたのでは、「座れ」がなんであるか、犬がわからなくなるからです。
高橋ナツコ