飼い犬の例ですが、一家の主人が朝出かける前に犬が悪さをしたので、手ひどく犬をどやしつけて家を後にしました。
犬は主人が出かけるや否や、二階の寝室に上がっていき、主人のベッドの上に大糞と大量の小便をしたのです。
これはもうリベンジ以外の何物でもないでしょう。
このようなあてこすり行動のための脱糞は稀ですが、放尿についてはしばしば相談を受けます。
脱糞は怒りの表現で、放尿は不満の表現ではないかと想像します。
不満に起因する放尿に対しても、飼い主はトイレのしつけの問題として相談してきますが、問題はまったく別のところにあるのです。
高橋ナツコ