褒めたときに必ずご褒美をやることをずっと続けると、犬はご褒美をもらうために、ちょっと悪さをして見せて、やめて、ご褒美をもらうという知恵を働かせます。
もしも、犬にその態度が現れ始めたら、ご褒美なしで褒め声だけにしてください。
犬は褒められるためだけでは、わざといたずらをしたりはしません。
ご褒美をあげるのは、犬の関心をこちらにひきつける意味で、最初のうちは非常に有効ですが、徐々に褒め声だけに切り替えてください。
しつけを始めて二ヶ月ぐらい経って、犬が大分良い子になったと思ったら、褒め声もその都度かけなくてもかまいません。
ただし、最近少し聞き分けが悪くなってきたなと思ったら、叱ることに重点をおかずに二、三日意識をして、よく犬を褒めてください。
すぐに元の良い子に戻ります。
高橋ナツコ