出産(その6)・・・高橋ナツコ

チワワの場合、正常な分娩ばかりとは限りません。

子犬が足から生まれてくる逆子のとき、肘や顎が骨盤に引っかかり足までしか出てこないことがあります。

その場合、羊膜を破ってゆっくりと足を引っ張り背中がつかめるようになったら、ガーゼで滑らないように皮膚をつまみ、ゆっくりとひねるように回すと引き出すことができます。

無理に引っ張ることは禁物です。

尾も引っ張ると切れてしまうことがあるので注意してください。

過大児や胎児の変位などは、激しい陣痛があるのに出てこない場合があり、胎盤が剥離を始めると緑色のおりものが発生し、胎内で胎児が窒息死してしまいます。

胎児の変位は、陰部から産道に指を挿入し整復することも希には可能ですが、極小犬種のチワワの場合、非常に難しいでしょう。

高橋ナツコ

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このページは、-が2012年10月17日 14:48に書いたブログ記事です。

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