「伏せ」・・・高橋ナツコ

これは犬が最もいやがる姿勢ですが、犬の服従精神を徹底させるためには効果があります。

しかし、訓練方法は難しく、何べん行なっても横に転がったり、背を地面につけてあおむけに寝ころがったりします。

完全にできるようにするためには、訓練する人自体の忍耐と努力も大いに必要です。

言葉だけではなかなかわかりませんから、強引な方法として、犬を訓練する人の左側に立たせておき、「伏せ」の号令と一緒に、左手で犬の首輪をつかんで後ろ下方に引き、右手を前の下方に伸ばし、静かに下げます。

このとき、左手の力の方向は後足指の着地点に向けて圧力を加えます。

ちょうどマッチ箱の中身を抜いたカラを、片側へ押しつぶすような調子でやるわけです。

ふつうの家庭では、あまりこのしつけの必要はありませんが、猟犬、軍用犬、警察犬には欠くことのできない動作です。

高橋ナツコ

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このページは、-が2012年9月27日 15:32に書いたブログ記事です。

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