伝染性肝炎は、ジステンパーのように空気伝染はしません。
病犬の分泌物(唾液・鼻汁)や排泄物(主として尿)と接触することで感染します。
この病気について調査を行なっている研究室では、病犬と健康犬を一五センチ離しておけば感染しないといっています。
ただ困ったことは、伝染性肝炎にかかって回復した犬で、尿中に長期間ウイルスを排泄しているものがいることで、現在までに判明している例では、五?九カ月もウイルスを出していた記録があり、一見健康でも、保毒犬(保菌者)がいるという事実です。
東京都内の野犬の尿を検査した報告によりますと、外見上、健康と思われる犬の五・九パーセント(下町)?一五パーセント(山手)もウイルスが証明されたと述べています。
この伝染性肝炎が、ジステンパーほど流行しない理由は、はじめに書いたように、空気伝染をしないたあですが、ジステンパーなどと合併して発症することも多く、きわめて危険な伝染病です。
ひじょうに急性の経過をとるものもあり、中毒死と見誤まられることもしばしばです。
高橋ナツコ
病犬の分泌物(唾液・鼻汁)や排泄物(主として尿)と接触することで感染します。
この病気について調査を行なっている研究室では、病犬と健康犬を一五センチ離しておけば感染しないといっています。
ただ困ったことは、伝染性肝炎にかかって回復した犬で、尿中に長期間ウイルスを排泄しているものがいることで、現在までに判明している例では、五?九カ月もウイルスを出していた記録があり、一見健康でも、保毒犬(保菌者)がいるという事実です。
東京都内の野犬の尿を検査した報告によりますと、外見上、健康と思われる犬の五・九パーセント(下町)?一五パーセント(山手)もウイルスが証明されたと述べています。
この伝染性肝炎が、ジステンパーほど流行しない理由は、はじめに書いたように、空気伝染をしないたあですが、ジステンパーなどと合併して発症することも多く、きわめて危険な伝染病です。
ひじょうに急性の経過をとるものもあり、中毒死と見誤まられることもしばしばです。
高橋ナツコ