この病気は、スウェーデンのルバルス博士が、犬の伝染病についての二〇年間の研究を集大成し、特別なウイルスによって起こる犬の伝染病であることを発表(一九四七年)し、ルバルス病とも呼ばれた病気です。
それより以前、一九三四年には、ジステンパーの研究で有名な、アメリヵのグリーン博士は、養狐場の伝染病を研究してジステンパーと別個の狐脳炎ウイルスを分離しましたが、このウイルスが犬の伝染性肝炎(ルバルス病)のウイルスと同一であることがのちに判明して現在ではアデノウイルスー型と呼ばれています。
犬と狐に共通で、野生のコヨーテもかかるといわれますが、ミンクやイタチなどは、このウイルスを接種しても発病しないことがわかり、ジステンパー・ウイルスと明らかに区別されます。
病原ウイルスを電子顕微鏡で観察した学者は、直経八〇?八五ミリ・ミクロンの円形粒子であると報告しています。
高橋ナツコ
それより以前、一九三四年には、ジステンパーの研究で有名な、アメリヵのグリーン博士は、養狐場の伝染病を研究してジステンパーと別個の狐脳炎ウイルスを分離しましたが、このウイルスが犬の伝染性肝炎(ルバルス病)のウイルスと同一であることがのちに判明して現在ではアデノウイルスー型と呼ばれています。
犬と狐に共通で、野生のコヨーテもかかるといわれますが、ミンクやイタチなどは、このウイルスを接種しても発病しないことがわかり、ジステンパー・ウイルスと明らかに区別されます。
病原ウイルスを電子顕微鏡で観察した学者は、直経八〇?八五ミリ・ミクロンの円形粒子であると報告しています。
高橋ナツコ