犬の歯の働きは、大きめの肉を与えるとよくわかります。
まず、鋭くて長い犬歯を使って肉を引き裂き、奥の肉切り歯でひと口大に切り刻んで、丸呑みにしてしまいます。
丸呑みにしても犬の胃は消化力が強いので、だいじょうぶなのです。
犬はこのように噛んで砕き、咀囎するという行為をしませんので、固いものを食べている限り、残りカスが歯に付着することも少なかったのです。
元来、犬には虫歯などあまり見かけませんでした。
ところが最近は、柔らかい食べものなどを人間が与えるので、残りカスが歯に付着して歯垢がたまる原因になっています。
歯垢や歯石をそのままにしておくと歯槽膿漏や歯肉炎を引き起こし、歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯垢を除去するためにはマッサージを行います。
片手の指にガーゼを巻いておき、もう片方の手で犬の口を開けさせます。
そして、専用の薬品を使って汚れを落とすといった方法があります。
高橋ナツコ
まず、鋭くて長い犬歯を使って肉を引き裂き、奥の肉切り歯でひと口大に切り刻んで、丸呑みにしてしまいます。
丸呑みにしても犬の胃は消化力が強いので、だいじょうぶなのです。
犬はこのように噛んで砕き、咀囎するという行為をしませんので、固いものを食べている限り、残りカスが歯に付着することも少なかったのです。
元来、犬には虫歯などあまり見かけませんでした。
ところが最近は、柔らかい食べものなどを人間が与えるので、残りカスが歯に付着して歯垢がたまる原因になっています。
歯垢や歯石をそのままにしておくと歯槽膿漏や歯肉炎を引き起こし、歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯垢を除去するためにはマッサージを行います。
片手の指にガーゼを巻いておき、もう片方の手で犬の口を開けさせます。
そして、専用の薬品を使って汚れを落とすといった方法があります。
高橋ナツコ