下痢をするときは・・・高橋ナツコ

下痢には小腸からのもの、大腸からのものがあります。

原因究明として最適な方法は、なんといっても直腸にある新鮮な便を直接、顕微鏡で検査することです。

たかが下痢ぐらいと思いがちですが、ひどい下痢や長く続くものでは、たいへん多くの水分と、生命にとって重要な電解質とよばれるものを失ってしまい、脱水状態になります。

これに食欲不振や発熱がともなえば、なおさら脱水状態が進行します。

犬は、体から約10%の水分が失われただけで、生命の危険にさらされるのです。

とくに小型犬や子犬であればあるほど脱水状態が進みます。

ですから、幼犬ほど早く原因をつかみ、正しい治療が必要です。

一方、実年犬では下痢によってかくれていた腎臓の病気が表面化し、大事に至ることも多いのです。

歩きかたがおかしいと感じたら、まず足に傷がないか、なにか刺っていないかたしかめましょう。

また、高いところからとびおりたりして歩きかたがおかしくなったと感じたら、関節をいためたとか、骨折などを考えなければなりません。

こうした原因がなかったときには、足そのものに異常があるか、関節が悪いか、筋肉や神経の異常、けい椎、胸椎、腰椎などになんらかの故障があることが考えられます。

さらに、脊椎の痛みや、脳(大脳、小脳)に異常があったりすると歩きかたがおかしくなることもありますので、専門家にしっかりと原因をたしかめてもらい、その結果にもとついて、合理的な治療をしてもらうことです。

高橋ナツコ

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このページは、-が2012年4月30日 00:04に書いたブログ記事です。

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