いていの犬は、自動車に乗せられることが特別うれしくて、ドアを開けると真っ先に飛び込みます。
この無作法も、家族の一員の犬である限り、許しておいてはなりません。
このしつけは、まずドアの前で"スワレオアズケ"の姿勢をとらせることから始めます。
これができたとき初めて、「ヨシ」で乗り込ませます。
以上の順序をわきまえず、飛び込んでくる犬に対しては、音の出る玩具の槌などを持って先に乗り込んでおき、「イケナイ!」という気合いとともにその槌で犬の頭をたたいて矯正します。
車中では、一定の席を与え、動き回らないようにしつけます。
特に運転者が主人であった場合、まとわりつかないように配慮しましょう。
高橋ナツコ