健康管理に欠かせない運動・・・高橋ナツコ

犬の運動は、人間の場合と同じく、血のめぐりをよくし、食欲を増し、便通をよくします。

食餌とともに健康管理に欠かせないたいせつなもので、もちろん、肉体的健康の点ばかりでなく、精神衛生上からも忘れてはなりません。

ペット犬として飼われる以前、犬は山や野原を思いのまま駆けまわることができましたが、現在のように家に飼われている犬は、ほとんど自分の自由意志で歩きまわるということはできませんから、飼い主のほうで積極的に運動する機会を作ってやるべきです。

3日も4日もつなぎっ放しているようでは、犬を飼う資格はありません。

成犬の運動量は、犬の種類や大きさによって差がありますが、大体1日2回として、大型・中型犬は1?2時間、小型犬は30分くらいは歩かせたり、走らせたりします。

時間は、朝早くと夕方がよく、特に早朝は空気が冷えていますし、車や人通りも少ないので気持ちがよく、犬も喜びます。

運動が不足すると、筋肉や腱、靱帯(関節と関節をつなぎとめる筋)などがしだいに萎縮してきます。

そればかりでなく、内臓器官に障害が現れます。

また、犬の動きがにぶくなり、神経質になって、むやみに人に吠えたりするようになります。

また、ふだん犬小屋につながれている犬は、便をするのをがまんしていて、朝夕の運動に出たとき、解放感から、大小便をします。

どんな犬でもきれい好きですから、生理的に規則正しい排便をさせるためにも、朝夕の運動は欠かせないものです。

高橋ナツコ

このブログ記事について

このページは、-が2012年9月 5日 00:56に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「食事をどのように切り換えるか・・・高橋ナツコ」です。

次のブログ記事は「大型犬は1日1時間の運動を・・・高橋ナツコ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.12