およそ二五〇〇年前に書かれたアリストテレスの『動物誌』の中に、犬の繁殖について次のような記載があります。
「犬の最初の交尾は、生後八カ月で、通常一二歳まで妊娠可能な年齢で、なかには一八歳、二〇歳で出産した例もある。
妊娠期間は六〇?六三日で、六〇日より短いことはなく、もしそれ以前に生まれても育たない。
出産した雌は六カ月で再び交尾する。
月経は七日間で陰部はふくれあがる。
雄の交尾を受け入れるのは、その後の七日間で、一般に一四日間発情している」(アリストテレス全集・島崎三郎訳〈岩波書店刊〉)この記録はきわめて正確で、現在でも立派に通用するのには驚くばかりです。
高橋ナツコ
「犬の最初の交尾は、生後八カ月で、通常一二歳まで妊娠可能な年齢で、なかには一八歳、二〇歳で出産した例もある。
妊娠期間は六〇?六三日で、六〇日より短いことはなく、もしそれ以前に生まれても育たない。
出産した雌は六カ月で再び交尾する。
月経は七日間で陰部はふくれあがる。
雄の交尾を受け入れるのは、その後の七日間で、一般に一四日間発情している」(アリストテレス全集・島崎三郎訳〈岩波書店刊〉)この記録はきわめて正確で、現在でも立派に通用するのには驚くばかりです。
高橋ナツコ