2012年11月アーカイブ

世の中がどんどんと変化し、人の生活様式も随分と変わってきました。

犬は人と一緒に生活する動物ですから、人間たちの生活が変われば、犬たちの生活も大きく影響を受けます。

かつては人の影響をあまり受けない野犬や野良犬をみかけることもありましたが、最近はそのような犬も本当に少なくなりました。


以前は、地域の人たちに可愛がられて、ほんとに自由気ままな人生、いや犬生を楽しんでいるように思えてしまう野良犬もいたりしたものです。

高橋ナツコ 

有名なねぎ類による中毒の他にも、チョコレート、イカ、タコ、鶏や魚の骨、生の豚肉などは与えない方がいいのは成犬と変わりありません。

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また、牛乳の中の乳糖は消化しづらい糖類です。

腸の中で乳糖を消化するための酵素は成長するにつれて減ってくるのです。


私たち、人間でも牛乳を飲むとお腹をこわす人がいますが、犬たちにとっても牛乳は消化しにくいものなのです。

ですから、愛犬の便の調子をよく観察して、牛乳をあげるようにしてください。

牛乳が全く平気な子犬もいますが、苦手な子犬もいるのです。

高橋ナツコ
成犬にも共通ですが、次にあげる食材は要注意です。

成長期の子犬に牛乳はとっても良いもののように感じます。

私たちにはどうしても子犬にはミルクという固定観念があります。


でも、ちょっと待ってください。


牛乳は牛のミルクであって犬のミルクではありません。

牛乳は子牛にとっては完全食でも子犬にとっては完全食ではないのです。

高橋ナツコ


野生の猫類は単独行動の八ンターで、自分より小型の獲物を繰り返し捕らえて、比較的自分の好む食事の頻度で、食べていると言われています。

ペットの犬や猫にもその名残りがあるのか、犬は一度に大量に食べ過ぎるくせがあり、食事を自由に食べられるようにしておくと食べ過ぎて肥満してしまうことが多い動物です。

一方、猫は食事を自由に食べることができても、自分で調節して少量ずつ食べるため、犬よりも肥満になりにくい習性をしています。

高橋ナツコ
離乳食を与える量ですが、よく食べるだけと言われますが、これは本当に個体差があるので、太り具合や便の様子をよく観察して与えてください。

また、粥状にして与えていた離乳食はだんだんと水分を少なくしてゆきます。

そうして、生後6?7週間くらいで離乳できるようにするのが望ましいでしょう。

そして、ドライのフードなら生後2?3カ月までには、最終的にはドライのままで食べられるようにします。

高橋ナツコ
肉のほかにもいくつか好物を作っておくとよいと思います。


ただし、繰り返しますが、好物とわがままな好き嫌いは違いますので、けじめをしっかりとつけて与えるようにしてください。

好物は欲しがったからといって、生後2?3カ月頃までにはドライのままで食べられるようにします。

もらえるものではないということを覚えさせてください(メニューを決めるのは飼い主であって、犬ではないということです)。

高橋ナツコ
基本となる食事を食べずに、食事を好きなものに替えると喜んで食べるのはわがままな好き嫌いです。

それを許さないように、上手に他の味を覚えさせてあげてください。

例えば、普段ドライのドッグフードを離乳食の基本食にしているとします。

このドライのドッグフードに少しずつ細かく切った新鮮で質の良い生肉を混ぜて与えます(牛肉がベストです。鶏肉でもよいですが、豚肉は寄生虫の問題があるので生では与えないでください)。

一日1回だけに限定して、生肉の美味しい味をこの時期に覚えさせるのです。

こうしておくと、大人になって病気等で食欲がなく、普段のドッグフードなどを食べたくない時でも、肉の味があれば、食欲が湧いて食べることができるというわけです。

高橋ナツコ
高橋ナツコ
まず、基本の食事はドッグフードであれ手作りであれ決めておいて、それを食べさせます。

子犬には一日4回以上は食事をあげなければなりませんが、そのうち1回はいつもと違うものを混ぜて食べさせてあげるとよいでしょう。

ただし、わがままな好き嫌いを作ってはいけません。

高橋ナツコ
ワイアー状の剛毛で、毛色は白色を主体に黒と茶の斑が普通です。

白と黒、白と茶も認められています。

陽気で遊び好きな犬です。

アガサ・クリスティの小説『もの言わぬ証人』で大活躍したのはこのワイアー・フォックス・テリアでした。

高橋ナツコ
最初のタイプは短毛で茶褐色の犬だったようですが、キツネと誤認されやすかったことから白色が優位な犬に改良されました。

これがスムース・フォックス・テリアで、この犬からワイアー・タイプの犬が作られたといわれています。

ドッグショーが始まり、またトリミングが開発されたことからこの犬に人気が集中し、以来国際的人気犬種となりました。

日本には明治末期紹介され、スコティッシュ・テリアとならんで愛育されてきました。

高橋ナツコ
テリア界の貴公子と呼ばれているスタイル抜群のテリアです。

テリアには短脚と長脚があり、それぞれの特徴を生かした作業が与えられていましたがワイアー・フォックス・テリアはその名の通りキツネ狩りの主役として使用されてきた犬です。

キツネ狩りのために長脚のテリアが求められるようになり、作出された犬種です。

高橋ナツコ
日本テリアの先祖犬となったのは、このスムース・フォックス・テリアと絶滅したホワイト・トイ・テリアと考えられています。

毛色は白地に黒と黄褐色の斑で、短毛の分、手入れが楽といえるでしょう。

高橋ナツコ



当時は多くの長脚テリアと同じような褐色がかった毛色でしたが、キツネとまぎらわしいことから白色のテリアの血が導入され現在のようなカラーになりました。

ドッグショーに出陳されたのは1862年で、それ以来一般市民の間でも飼育されるようになり、さらにタイプが洗練されて国際的犬種となったものです。

高橋ナツコ
ワイアー・フォックス・テリアと亜種関係にあり、ともにテリア界の貴公子といわれています。

スムースの方が先に出現し、ワイアーはその改良種ですが人気ではワイアーにかないません。

非常に古い犬種のようですが、この犬が知られるようになったのは18世紀後半の貴族たちによる大がかりなキツネ狩りが行われるようになってからです。

高橋ナツコ
短毛で毛は硬く、毛色はブラック・アンド・タンと白1色以外のすべてが認められています。

ブリンドルの犬が比較的多いようです。

断耳されています。

読物としては、川上宗薫『闘犬記』があります。

高橋ナツコ
正式な犬種名は、アメリカン・スタッフォードシャー・テリアで、イギリスのスタッフォードシャー・ブノレ・テリアを基礎に作られた犬です。

18世紀末アメリカに輸入され、ボクサーを配して改良されました。


そのためブルドッグより、よりボクサーに近い頭部となりました。

アメリカのマイナーな愛犬団体がピット・ブルとして推奨していることに問題があり、本来のアメリカン・スタッフォードシャー・テリアとしての飼育が望まれます。

この犬自身も闘争を好むところがあり、一般家庭での飼育はひかえた方がいいでしょう。

高橋ナツコ
いま、アメリカやイギリスで問題になっている犬種です。

この犬のファイティング・スピリットを悪用する一部の人々、すなわち、麻薬関係者や不良少年が飼育し、人身攻撃用に使用している事実があるからです。

このため、アメリカの一部では、大型番犬も含めて飼育禁止を検討しているほどです。

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スマートで輪郭のはっきりしたきわめて毛の短い犬で、繊細な神経の持ち主です。


寒さに多少弱い犬もいます。

断尾が必要です。

毛色は、頭部がブラック、ホワイト、タンの3色で、ボディはホワイトにブラックかタンのマークがあります。

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日本では明治末期ごろスムース・フォックス・テリアを基礎に作出が図られ、大正年間にほぼ体型が形成されました。

その舞台となったのが神戸や大阪周辺だったので「神戸テリア」とか、アメリカの大財閥、モルガンの御曹子と結婚したお雪がこの犬の
ファンだったことから「お雪テリア」と呼ばれたこともあります。


昭和7年に現在の犬種名に統一され、昭和10年代を代表する愛玩犬となりましたが、第2次世界大戦で多くの名犬が消滅したため復活が遅れ、以来マイナー犬種の地位に甘んじています。

高橋ナツコ
日本で作出されたテリアです。

テリアはイギリスやアイルランドで主として獣猟に用いられた犬の総称で、テリア・キャラクターといわれる個性的で魅力に富む性格から、19世紀後半から20世紀前半にかけ、各国でこのタイプに似た犬作りが行われました。

アメリカ、ドイッ、オーストラリアのテリアもこの結果作出されたものです。

高橋ナツコ
やや荒いオーバー・コートはわずかにウエーブしていて、顔の毛は目をおおっています。

毛色はチョコレート色を除くすべてのカラーが許されています。

室内で飼うには粗野な点が気になる犬です。

高橋ナツコ
ワン・マン・ドッグで未知の人に対して警戒心が非常に強く、番犬として最適だったことから外国への持ち出しが禁じられていました。

チベタン・テリアがヨーロッパへもたらされたのは、イギリスのグリーク
博士がチベットの王女の病気を治したことから、1925年帰国するにあたり牡牝を贈られたことによります。


体型的には、テリアと呼ぶのは無理のように思われますが、性格の面でテリアと共通するものがあり、チベタン・テリアと名づけられました。

高橋ナツコ
チベットを原産とする愛玩タイプの犬の中で一番大きいのがこのチベタン・テリアです。

チベットの王族を中心に支配階級が2000年近くもこの犬の飼育を独占してきたといわれています。

この犬は幸運を呼び寄せる魔力を持っていると信じられ、一般大衆がこの犬を手に入れるためには、大金を積む必要があったと記録されています。

高橋ナツコ
頭頂以外には尾先と足先にも若干の毛があります。

皮膚は柔らかく滑らかで、濃い褐色に薄い同色の斑がみられます。

頭頂などの毛の色には制限がありません。

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『食物と歴史』(レイ・タナヒル)に「犬を食用と育て始めたのも彼等で、アズテック人は、現在のチワワの先祖にあたるもっと大
きな犬で毛のない特別な品種を好んでいました」と書かれています。


1887年アメリカの愛犬家団体によって純粋犬種として公認されました。

同じ母犬から無毛犬と長毛犬が生まれることがあり、国によっては長毛犬を「パウダー・パフ」
と呼び別犬種扱いにしているところもあります。

高橋ナツコ
ヘアレス・ドッグ(無毛犬)の代表として知られています。

頭頂にわずかながら毛が認められることから、中国清時代の風習であった弁髪にたとえられ、チャイニーズ・クレステッド・ドッグと命名されました。

そんなことから中国原産説もありますが、もともとメキシコの先住民族だったアズテック人が食用としていた無毛犬の後喬と考えられています。

高橋ナツコ
まず部屋の隅、ベランダまたは庭の隅に便所を決めてやります。

子犬の時代には部屋やベランダの隅に古新聞やポロ布などを敷いておき、犬にその様子が見えたら急いでこの場所に入れてやります(子犬の動作が急に気ぜわしくなったり、床を嗅ぎまわったりするときは排便、排尿のきざしと判断してよいでしょう)。

失敗してもらしてしまったときは、その場所を指差して、鼻づらをこれにこすりつけるようにして叱り、ときには軽く叩いて決めた場所にしないときは、罰を受けることを強く印象づけて下さい。

高橋ナツコ
「オシッコ、シナサイ」などの言葉をやさしく与えてやり気長に待ちます。

このようにして、しつけながら排便、排尿の時間を知り、これに合わせてこの場所に入れてやり、ついには単独で用をたすようにしつけます。

屋外でさせるときは、まず充分に外の環境に慣らし、初めは大便や尿の匂いがしみこんだ古新聞や、大便その物を決めた庭の隅に置き、時間を見計らってその場所に連れ出します。


これをその時間に合わせて連れ出すように
犬はどの犬種にかぎらず生来清潔を好む動物です。

したがって、所かまわず大便や排尿をするような犬になるのは、飼い主の不注意と責任が果されていないと言えます。

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