2015年11月アーカイブ

最初の"コイ"のしつけは、引きひもいっぱいの距離に離れ、「コイ」という声のサイン、または引きひもを軽く引いて、犬の首に刺激を与え触発のサインで呼び寄せます。

かけ寄ってきたら、まず「ヨシヨシ」とほめてやった後、必ず"スワレ"の姿勢をとらせることを習慣づけます。

このしつけも、慣れてくるに従い、引きひもを外し、距離を延ばして行います。

「コイ」の命令に即座に応じ、駆けてきたときには、「ヨシヨシ」とほめてやるほかに、軽く体をたたいたり、なでたりしてやります。

犬は、ほめられたりなでられたりする快感を覚えていていろいろな動作をするのですから、この場合も喜ばすことは欠かせません。

高橋ナツコ

マテを完全にしつける

"マテ"のしつけは、先に"食事のしつけ"の項で述べた"おあずけ"から始めます。

家でこれができるようになったら、なるべく静かな広場などに連れ出し、次の"マテ"を教えます。

「マテ」の命令で、その場に腰を落として、待機の姿勢でいる犬に対し、引きひもの先を持ち、ゆっくり後退します。

次に犬の周りを回ってみます。

そこで犬が"マテ"の姿勢をくずしたら、始めからやり直します。

引きひもにつながれての"マテ"ができるようになったら、次にはひもごと離すか、外して、主人が遠く離れても、その場を動かず待っているしつけをします。

一つマスターしたら必ずほめてやり、次第に距離と時間とを延ばしていきます。

高橋ナツコ
"スワレ"の姿勢は、人が犬をなでたり、何か言い付けたりするときの格好です。

また犬にしても、人の要求を待つのに一番楽な姿勢でしょう。

犬にこの姿勢をとらせる位置は人の正面、あるいは左側です。

このしつけについて、このブログでは子犬を相手にした、食べ物を使った方法を述べます。

まず犬の好む食品、またはそれを入れた食器を見せ、犬の頭上に持っていきます。

犬はこれを取ろうと飛び上がりますので、そのつど「スワレ」あるいは「オスワリ」と命じます。

犬は数回飛び上がった末、どうしても取れないことを知ると、自然に"スワレ"の姿勢をとって、頭上の食べ物を見ています。

そこで「ヨシヨシ」とほめ、頭上の食べ物を下して与えます。

高橋ナツコ

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