2015年5月アーカイブ

寝かせる場所の高さ

順位付けは、食事の順番と、寝かせる場所の高さに気をつければ、スムーズに行うことができます。

犬の社会では、上位の犬が食事を済ませてから下位の犬が食事をしていくというルールがあります。

だから、複数の犬に同時にエサをやることは、犬の順位を無視することになるのです。

エサの与え方は、上位の犬が食べ終わってから下位の犬にという順番で行うことが大切です。

また、寝る位置にも差をつけるようにしましょう。

上位の者ほど高い位置にいる犬社会のルールを利用し、上位の犬だけベッドの上で寝かせ、下位の犬はベッドの下で寝かすようにするのです。

こうすれば、不思議なことに各犬の順位付けがさらにはっきりしていきます。

高橋ナツコ
母犬が狩りに出かけて獲物をしとめ、巣で待つ子犬にエサを与えるとき、母犬は獲物をそのまま直接子犬に与えることはありません。
そんなことをすると巣に運んでいる間に、他の動物に横取りされる危険があるからです。

では、どのようにして母犬は子犬にエサを与えるのでしょうか?

母犬は、獲物をしとめると、子犬の分まで食べ、巣に戻ります。

子犬は母犬の口をぺ口ぺ口と舐め、母犬はその刺激でエサを吐き出し、子犬たちに与えるのです。

だから、犬が口をペロペロと舐めるのは、「ごはんちょうだい!」の意味。

決して愛情表現ではありません。

ここで、子犬がペロペロと口を舐めてくるのを、「よしよし」となでてしたいようにさせていると、飼い主がエサを吐き出さなくても習慣化してしまうのです。

高橋ナツコ

犬の休憩の目安は

普段から休憩のたびに犬を車から下ろしているのであれば、食事休憩も例外ではありません。

いざ車内に取り残されたときに、犬は「なんで下ろしてくれないの?」と思います。

習慣になっているものが実行されないと、そのストレスでワンワン吠えることでしょう。

ここでの解決法は、いつ下ろしてもらえるかわからないという状態にしておくこと。

そうすれば車内に取り残されても、犬はたいしてストレスを感じなくて済むのです。

犬の休憩の目安ですが、1日8時間ドライブするなら、どこかで一回は行いましょう。

しかし、4?5時間程度なら、目的地に到着するまでおそらく大丈夫です。

私は6時間程度の移動なら、犬の休憩なしで運転することがあります。

もちろん私自身はその間にトイレ休憩に二回くらい止まりますが、犬は下ろさないことが多いのです。

また、私が車から離れても、その間犬はとてもおとなしく待っています。

高橋ナツコ

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