全身麻酔が必要になる場合、年齢が高くなると各臓器の機能の余力は小さくなっていますから、それだけ麻酔前の詳しい検査が重要になってきますし、それなりの進んだ麻酔法が必要になるわけです。
しかし、多くの病院でよくいわれていることですが、「年をとっているから持病があるから」という理由で、麻酔や手術ができないというのは間違いです。
現代の麻酔学を正しく応用すれば、いくつになってもまたどんな病気の場合でも安心して麻酔をほどこすことができるのです。
だからこそ歯石を取ったり検査をしたり、また必要な手術は何でもできるのです。
高橋ナツコ