出産(その3)・・・高橋ナツコ

破ったらすぐに、謄帯の子犬から2?3センチあたりを鉗子で挟み、子犬から1センチぐらいを糸でしっかりと結び、鉗子をはずし、胎盤側をハサミで切り離します。

子犬は羊水を飲んでいる場合が多く、仮死状態になって動かない事もありますので速やかに蘇生措置を行なってください。

体温を上げるために、40度くらいのお湯を使い全身を洗うように暖めて、子犬の口と鼻を吸って異物を取り除き、ガーゼやタオルで滑らないよ
うに頭を出して包み、頭を下にして落とさないように力強く振り羊水を出すことにより気道を確保し、ハンドタオルなどで背筋を細かく素早くマッサージすると、元気な帰き声を上げ始めます。

なかなか反応がなくても、聴診器などで心音を確認することができて自発呼吸がゆっくりとでもあれば、蘇生する可能性がありますのであきらめないで頑張って下さい。

仰向けにした子犬の胸部を親指で押す事により心マッサージおよび人工呼吸になります。

かなり乱暴に行なっても問題はありませんので、思い切ってやってみるとよいでしょう。

高橋ナツコ

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このページは、-が2012年10月14日 14:45に書いたブログ記事です。

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