「前へ」と「待て」その2・・・高橋ナツコ

品物の下へきたら「待て」または「止まれ」の号令をかけ、犬をほめてやりながらその品物を落としてころがし、犬に与えます。

これを基礎にして十分に練習してから、犬が自発的にそのものの下に行くようになったら、ひもを長いものに変えて少しずつ距離を長くしていきます。

これと一緒に、目標になる品物をときどき与えないで、ただ犬のたどるコースだけは毎日同じコースにして、目標物がなくてもその位置まで、かなりの距離を前進するように訓練していきます。

つまり、同じコースで目標物を示した後、犬にわからないようにその品物をかくし、物を置くような格好をしながら訓練する人は後退し、犬だけ前進するようにします。

物がなくても、その位置まで前進するようになったら、一度犬を呼びもどして、その物を与えます。

やがて、犬は訓練する人が物を持っていても、指示した目的地まで行けば物を与えられることを知っていますから、しだいに呼びもどしてから与えるようにします。

高橋ナツコ

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このページは、-が2012年9月29日 15:33に書いたブログ記事です。

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