レプトスピラ症の症状・・・高橋ナツコ

大別すると、二型に分けられます。

(1)力ニコーラ型(犬チフス型)
感染初期、一時的に発熱(三九・五度?四〇度)。

嘔吐や下痢があらわれる頃には体温は、平熱またはそれ以下となります。

嘔吐は一般にはげしく、水を飲んでは吐き、一定時間後、また水をほしがり、しばらくするとまた、大量に嘔吐します。

下痢は、暗赤色、または黒色の出血性で、病状が進行すれば、腎障害のため、尿毒症を起こし、口粘膜や舌がただれ、口内悪臭、目やにがでて、眼険がくっついてしまうなどの症状がで、全身の脱水症状も著しくなります。

死亡率六〇?八〇パーセントです。

(2)ワイル型(黄疸型)
この病原体は、人→家ネズミ→犬と互いに感染し合うので、公衆衛生上重要視されています。

嘔吐は、カニコーラ型よりやや軽いのですが、黄疸症状をあらわす傾向が強く、黄疸を発症すると数日以内に六〇?七〇パーセント死亡します。

年齢
年齢層は広く、老犬では死亡率がひじょうに高くなります。

発熱
初期に一時的高熱、経過中は平熱、またはそれ以下です。

主な症状
白り外観はなはだしい脱水症状、削痩。

消化器症状
食欲廃絶、吐、口粘膜潰瘍、悪臭。

呼吸器症状
通常なし。

目の症状
結膜充血、目やに、黄疸黄染。

神経症状
末期に全身痙攣。

その他
腎臓部圧痛、黄疸。

高橋ナツコ

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このページは、-が2012年8月23日 00:53に書いたブログ記事です。

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